Weekly Collumn 
  
VOL1120:2022年01月03日
○来る年
 あけましておめでとうございます。本年もユルユルとやっていきます。まあ、昨年は基本的に平穏無事で何事もなく終わった1年でした。仕事はまーまー順調だし、体調もかなり回復、バイクにも結構乗れるように。ただまあ、コロナの影響で大手を振ってうろちょろとか、多人数でウンタラとか、そういうのはほぼなかったですねー。今年はというと、関西tracer勢で小規模なマスツーを2回くらいできればいいなと思ってたりはします。基本、自分の散歩に付き合ってもらう形なので、ペースはまーまー高めで休憩少な目になる予定。あと、もうちょっとちゃんとセローでオフ行って遊びたいですねえ。
 動画関連ですが、年末にα7IIをソースにした動画のインターレース解除でシクる奴の対策がやっとわかったので試してみました。ようは元のTSのままだと失敗するので60fpsのMP4に変換し、それを元ソースとしてavitulで編集すれば終わりでした。だもんで、今後はまた基礎練習をオンボードじゃなく客観的に撮った動画とかも出せるかなーと思っています。特にセローでスタンディングでロックtoロックの8の字とかは、あまり出してる人いませんからね。あの動作って実はオフロードライディングの基礎がみっちり詰まってたりしますし。

○クルマ好きと整備って話
 自分でオイル交換とかしないのにクルマ好きっていうのはダメかどうかという超不毛な論議が年明け早々にtwitterで流れてきました。私は基本的にNo moto, No Lifeな奴なんですが、自分では実はまーーーーーーーったくオイル交換はしません。だって費用対効果が悪すぎるんで、ねえ。や、やれと言われたらフツーに出来ますよ。ただ行きつけの店が交換工賃込の量り売りでその辺の量販店より単価が安いので、作業や後処理、残油の鮮度の問題を考えると店に丸投げするほうが安上がりだからって理由です。個人的には車好きやバイク好きといっても自分で全部DIYする必要はないと思っています。むしろ、日常点検をちゃんと行っているか、車輛の洗浄や状態意地をきっちり行っているか、そっちのほうが大事だと思っています。例えばですが、うちの250セローはほぼ毎月1回ダートを走っていますが、基本的にダート走行の痕跡はあまり残していません。理由は簡単で「走ったら必ずすぐ洗う」を徹底してるからです。四輪も同じで、いろんな人から「ホイールのリム面や内側、ホイールハウスの仲間で洗ってる奴は変態」と言われます。でも、そこが維持するための洗車ポイントなのですよ。
 なんかね、オイル交換とか部品交換の作業を全部自分でやることがバイクや車が好きだと思い込んでる人はtwitterなどで結構見かけるんです。でも違うんですよ。ちゃんと走らせながらもきっちり機能を維持することが出来るか、車輛のことをよく理解し特性にあった走らせ方を出来るか、周囲の交通に合わせ臨機応変に対応できるか、というあたりの「車輛との上手な付き合い方」のほうが好きにとって大事だと思っています。なんでもDIYやっちゃうぞってのは貧乏性or作業好きなだけなんですよ。ひたすら走ってばかりで状態維持に無頓着な人はただ走ることだけが好きなだけなんですよね。作業なんて自力でできなくてもいい代わりに、日常点検をしっかりし、異常を早期発見して悪化する前に手を打てる、こういうのが本当の乗り物好きなんじゃないですかねえ。

○石油ファンヒーターが壊れた
 ほぼ大晦日に2004年導入のダイニチのブルーヒーターが点火不良を起こしてしまい、仕方がないのでホームセンターに買いに走ったら前の奴と同じサイズがコロナ製しかなかったので、仕方がなくコロナのファンヒーターを買いました。で、さっそく運転してるのですが、ダイニチのブルーヒーターと違ってまず最初に気づいたのが、センサー検知室温が実際の室温より3度くらい低く出る、ということ。20〜21度に部屋を維持しようと思うと17度設定でイナフなんです。大晦日や元日はそこに気づかずダイニチと同じ温度設定で運転していたのですが、19度設定だと室温22℃に維持しようとするのもあってかなり燃料を食い散らかし、ダイニチの倍くらい燃料食っていました。で、ふと気づいて部屋の4か所に熱電対を設置、ロガーで温度をモニターしつつ設定を調整してみたところ、先述の設定に落ち着いた、というわけ。この設定だと燃費的に前のブルーヒーターと変わらないですね。2日以後はサーキュレーターも併用しています。そうすることで上に溜まった熱気をかき混ぜることもできて暖房効率はさらに上がるみたいです。
 壊れたダイニチの製品ですが、おそらく内部の燃料受けに溜まった古い灯油のカスが燃料吸入口から吸い込まれ、バーナー周辺に詰まったことによる点火不良なんじゃないか、と思います。実際、問題になるのは初期点火と低出力運転。高出力運転だと燃料噴射量が多い(ポンプの圧力が高い)ので問題にならないんですが、高出力運転以外の制御時はつまりの影響で上手く燃調が出来ないみたいで、それで起動失敗したり、不安定燃焼になったりでエラーを吐いてたみたいです。とりあえず気が向いたら後で解体して掃除してみるつもりです。
VOL1119:2021年12月27日
○逝く年
 例年のごとくこの1年の振り返りです。今年は仕事では後輩ってか部下が出来たので部下の教育が結構重要なところになっていました。今までは手順書に関しては「自分が分かればそれでいい」書き方をしてきたのですが、部下ができて教育用資料が必要になってしまい、書いてある順に追っていけば必ず正しい試験が出来る手順書作りが仕事の1つになりました。また、質問されたときに困らないように会社の回路の動きを再勉強したりと、まーまー真面目に脳みそ使った1年間でした。また、バイクは今年はよーさん乗りました。なんせ体調がかなり良くなったので、よくなってからは頻繁に乗っていましたからねえ。まあ、そんなこんなで恒例の振り返りタイム。

 1月:グンゼのホットマジックの威力に仕事中もずいぶん助けられる
 2月:250セローの小物入れ増設計画発動
 3月:ドロボー未遂事件があったので防犯装置を設計、製作し設置した。
 4月:ヘルメットカムを導入するも結構ポンコツでがっかりする
 5月:セロー250で結構ガチめのオフに初めて突撃するの巻(よくDTで行ってたところ)
 6月:鉄砲玉号の第1期リペイント実施&AF50/1.4とAF28/2.8ゲット
 7月:先行で枠がとれたのでファイザーのワクチン1回目接種
 8月:TRACER900のカメラ台の部品がもげたので頑丈に作り直した
 9月:TRACER900、前足の油漏れで前足OHするの巻
 10月:久々にオフブーツかっちった
 11月:仕事がヒマすぎて教育資料作りにいそしみまくる
 12月:眼鏡を新調しなおした

 まーなんというか波乱もなんもない1年間でした。精神的にも結構おちついていましたし、なにより副鼻腔炎が大幅にマシになって体が冷え方向に振らなくなったってのは大きいです。それもあってバイクにかなり乗れるようんなりました。体調が悪くて体力も気力も足らずに乗れないってことが多かったのはあります。
 
○吸いこみ型の定電流電子負荷
 仕事が暇っちゃーヒマなんで、気になった基本的な電子工作回路を漁っては色々と動きを考えたりして勉強しているんですが、そうやって拾った回路のうちの1つの「電子負荷装置」が作って見たくなり、基礎設計までは一応終わらせました。とりあえずこの後は一度試作してって考えていまして、冬休みの間にとりあえず追加の部品を買ってきました。が、ガッデム!部品箱にあると思っていたTL431の在庫がなくてがっくしです。まあ、基準電圧作るだけなら5Vを抵抗で半分にしておけばいいのでテストはそれで済ませるんですがね。今回この試作で電源回りのコネクタを買おうとしたらパーツショップで片っ端から在庫切れ。そりゃそーか、だってあれナイロンだもんなあ。XHやVHの入手がキツくて探し回る羽目になるとは思いませんでした。

○いや、なんでいきなり動かすのwww
 電子工作関連もう1つ。twitterでFETでプッシュプルになってるようなインバーターを作ってる人がいて、ゲートドライバーから作って色々やっていました。で、とりあえず動かしてみたら母線が白煙吹いて燃えちゃったみたいです。おそらく上アームと下アームが同時にONして貫通電流が流れてしまったんだと思います。オシロまで持ってる人がなぜそれをちゃっちゃうかな、と思いました。ちなみに私らが仕事でああいう回路を初めて動かす場合、インバーターの電源はとりあえず印加せず、制御回路の電源だけ印加してゲートパルスがちゃんと上下交互に出てきてデッドタイムが取れていることまで確認します。その上でインバーターの電源は電流リミットを掛けた上で流して動きが正常であればフルパワーで出力させます。そういう経験がないといきなり動かして燃やしちゃうんだな、って思いました。
VOL1118:2021年12月20日
○非課税か課税か
 twitterを見てると「実家に久々に顔をだしたら親が子供とその配偶者全員に50万ずつ配った」みたいな話が出ていて、「あれ?これって呟いちゃって大丈夫な奴だっけ?」と思って思わず検索しちゃいました。なんか世の中には「お小遣いって渡す金額も生前贈与に含まれるので場合によっては贈与税が掛かっちゃうよ!」ってことを知らない人は結構いるんですよ。ちなみに現行法では生前贈与の贈与税は年間110万までは非課税だそうです。110万を超えると課税対象になっちゃうので注意が必要なんです。で、この生前贈与の贈与税なんですが、なんか来年に予定さてている税制改革でどうやら大幅に枠が減額されるっぽいんですよ。なんじゃそりゃ……。まあ財務省にキンタマ握られっぱなしの岸田内閣らしい失策っちゃー失策なんですがねえ。

○また中途半端に齧った奴らがアホなことを
 またまた算数の掛け算の話で中途半端に分かったようになった奴らが中途半端に理論こねくり回してて笑えるんですが、普通に算数的に解ける文章題の解法に関していうと「掛け算の順序なんかまったく意味がない」と言い切らざるをえません。むしろ、掛け算の順序に拘ってる時点で数学的素養はゼロと言い切られて仕方がない話です。というのも掛け算には「交換法則」が存在しますので、それを抽象的イメージ化が出来ないからこそ、順序に拘らざるを得ないってツッコミ入れられても逃げられないからです。そういう奴は例えば「長方形の面積は縦×横だから縦が4m横が5mなら4×5って書かないとダメ」と言い切ります。が、我々としては「横×縦=5×4=20」って書けば理解してるとして正答にします。中学受験の算数のテストでもこれで減点なんてありえません。
 結局、文章題の解法についてやたらと掛け算の順序に拘っている人たちは、算数の問題というより算数の文章題をただの国語の問題に落とし込んでしまってるだけなんですよ。文章がこうだから立式もこうでなければならない、と。でもそれ、算数的でもなければ数学的でもなく、ただの言葉のアヤでしかありません。私は塾講師時代には立式するために拾ってきた数字がどういう意味を持っているかを理解できていればOKとしていました。この手の主張を繰り広げる人たちは数字の意味より順番に重きを置いています。数字の意味を理解できて立式でいている子供たちとは恐ろしく相性の悪い人たちなので、算数的素養が豊かな子がこういう落第教師に引っかかると数学や算数への情熱を亡くすだろうな、と思わざるをえませんでした。

○機械の新しさじゃねぇんだ
 中国製のコーヒーミルの臼の加工精度がものすごくよかったという話に「日本から新しい加工機バンバン買ってるから」なんて感想を付けてた人がいるんですが、中国の機械加工の現状を色々と知ってる側からみたら「それはかなりちゃうで」というツッコミを入れざるを得ませんでした。中国、ごく一部の「物凄くモノづくりに前向きに取り組んでいて誇りを持ってる人たち」と「とにかくゼニ稼げればええんや」という多くのクズに別れます。で、今回のような話はその前者に当たるわけです。ええ、そりゃもー技術開発もスゴければ仕事も丁寧でめちゃくちゃエエもん作ってきます。びっくりします。一方で高い機材で下らんものを作ってるなと鳥坂先輩に言われそうな奴らが後者。なんせ試作〜量産初期で上手くいったらありとあらゆる手抜きをしてコストカットをして利益幅を増やそうとして品質を悪く悪くしていきます。中国企業ってそういう奴のほうが相変わらず多いんですよね……。
VOL1117:2021年12月13日
○二輪と四輪で道具選びが違うよね、という奴
 四輪のプロがやってる整備動画を見ていて最近気づいたのですが、普通にまっすぐ工具でアクセスできるナットやボルトを外すのに、なぜか四輪整備の人たちってロングスパナやスピナハンドルでアタックしてる人が多いってことです。工具がまっすぐ入りナット・ボルトの前面がフリーの場合、バイク整備系のプロだと大抵TレンチかTハンドル、Tドライバーを選択します。特にヤマハ系の整備に慣れてる人は迷わずTハンドルを選びます。基本、エンジンルーム内とか狭い場所に手を突っ込んで作業することが多いのでTハンを使うという考えがないのかな、とか思ってたりもします。で、なぜそういう時にTがいいのかと言うと、普通のハンドルだとハンドルが生えてる側に偏って力が掛かっちゃうんですが、Tだと左右均等に同時に回すことでバランスよくトルクを掛けられる、というメリットがあります。また、+ネジの場合、上から体重を載せながら回すという技を使いやすかったり、ネジの頭にレンチ突っ込んだ状態でドツくという技も使えますので、締まりすぎてるネジへのアタックにはTハンドルやTレンチってものすごく有効なんですよ。バイク整備用品だと1mくらいの長さで先端がユニバーサルジョイントになってるTレンチまで存在します。なんで四輪の人たちってTレンチ使わないのかなあ。

○人間様の補助レンズも新しくなった
 以前から懸案だったメガネですが、ボーナスも入ったことだしとさくっと新調しに行きました。よくよく調べたら今まで使っていた運転用メガネですが、去年レンズは入れ替えていますが作ったのは10年ちょい前。そりゃ〜ガタガタになるわな……。作り変えるきっかけは視力検査でヘンな数値が出たからなんですが、実際にメガネ屋のSSS級眼鏡技能士に検眼してもらったところ、健診センターの視力検査装置がゴミ以下だということが判明したわけですよ。というのも、右目は度数はそのままで乱視の角度がズレてるから見えづらかったという状況で、むしろ実際に視力が落ちていたのは左目のほうでした。健診では左目は視力そのままって結果だったのでアレです。作り変えたメガネは右目は乱視補正の角度が12度遅れくらいだったのですが、今回のメガネではどうも11度進みくらいになってて、30度くらい乱視の入り角が変わっていました。乱視ですが補正角の入り方でがらっと変わっちゃいますが、Zoffや眼鏡市場などの安売り量販店では補正角の調整はほぼしてくれませんのでお気を付けを。左目は-3.00だったのが-3.50に。右目は相変わらず-2.75と-3.75の乱視用です。ちなみに使ってるレンズはずっと東海光学のベルーナHX-AS/UVでして、技術料込みでZoffのメガネ2本分より高いです。レンズだけで。人様のメガネを気軽に触って壊すとか本当にギルティなんでやっちゃだめですよ。

○乱視だとコンタクトが使えないって話
 で、その話に付随する話なんですが、私みたいにはっきりと乱視補正に矯正角が必要な人は実はコンタクトレンズの処方対象外です。そういう乱視が入ってる人にコンタクトレンズの処方をしている眼科医はクソ以下なのでさっさと見限るべきです。乱視補正は補正を入れる角度を厳密に測定して入れるのが普通なので、レンズが目の中でクルクル回らないと駄目なコンタクトの場合はそもそもまともに乱視補正を入れられないという問題があります。また、さっき実際に名前を上げて指摘しているような安売り量販店ですが、乱視補正の調整を出来る技能士を雇用していないこともあり、また彼らが扱う安いレンズに乱視補正レンズが入っていないこともあり、乱視補正が必要な人には近視の過矯正で誤魔化してしまっています。二重に見えるポイントよりさらに矯正してしまえばとりあえず乱視補正は入れなくていいよね、という相当荒っぽい手段です。15000円とかの激安眼鏡量販店の場合ですが、私も経験はありますが検眼の際に乱視のテストは一切ありません。また、左右の矯正度のアンバラの確認テスト、左右の視線のバランステストなどもありません。今お世話になってる店では30分以上掛けてその辺を徹底的に合わせてくれます。眼鏡を買うなら安物は買わずそういう店でちゃんと買ったほうがいいです。

○現金かクーポンか
 例の10万円についてすぐに10万で払えとか、クーポンを現金に切り替えて余ったカネも配れとか言ってる人たちがたくさんいるわけですが、この件について「半分の5万は紙クーポンにするのには理由と利がある」という話の説明を読んでかなり納得した次第です。というのも、クーポンにしたら発生する費用そのものがまず経済効果を生むという奴です。クーポンは印刷の時点で偽造防止技術などが盛り込まれているため印刷に手間と費用が掛かります。デザインも含め発行に関連する費用が各社に支払われるので、まずそこで経済が回ります。また、クーポン券が使える地域を限定しておくことで支払先が限定され、消費による経済効果を地元に集中させることができます。単に5万円バラまいてしまえばそれで終わってしまう経済効果が二重三重に発揮される、という奴です。なるほどなあ……、そういう仕組みでクーポンなんか、と納得しました。ようは全部現金で配れといってる奴は「来年の稲作に使う種もみまで食ってしまうヴァカ」というわけですよ。
VOL1116:2021年12月06日
○E PZ16-50mmOSSを壊してしまった
 完全に自分の不注意で、ストラップをちゃんとつかみきらずにカメラバッグから出したときに落としてしまい、その際に既に出ていた内筒が床とぶつかってご臨終、というわけ。ズーム&ピント機構のギアが壊れて内筒がロックしちゃったみたいでした。このレンズ、近所のカメラ&バイク仲間のもののふ氏からNEX-5Rを譲り受けるときに「持ってると便利だぞぅ」って教えられたので安い中古を拾ってみたらものすごく便利だった、という奴です。まああのコンパクトさなので画質はお察しですが、なによりコンパクトなのに換算24〜80mmの画角、手振れ補正内蔵、AFが駆動してもモーター音がしない静粛性。特にオフ遊びにもってって林道でスチルだけじゃなくムービー撮影にも使えて本当に便利です。で、壊してすぐに八百富の在庫を調べたら2本持ってるじゃないってことで抑えてきました。
 
○血圧と体重と目の話
 今年の春先くらいからずっと血圧が高い状態が続いていてヤベーなとは実感していまして。たまに150-90とか出るのでマズいなと思っていました。でもまあそのうち何とかなるだろうでほったらかしていたのですが、10月後半くらいから一念発起して3回目の減量を始めることにしました。最大の理由はここ数年ずっと懸案だった副鼻腔炎がかなり解消できたことです。この10年くらい、胆嚢を切ってからというもの、運動を再開しようとすると副鼻腔炎からの発熱で咽頭炎になって長期間療養というのを繰り返していたんですが、今年の秋ごろになって耳鼻科との連携がうまくいって結構改善されたんですよ。で、とりあえず減量を始めよう、と。今のところは運動ではなく食生活でやっています。平日の帰宅時の楽しみにしていた甘味とファミチキを諦め、夜食をゼロにしただけなんですが、これが案外効果覿面。ずっと130を下ることのなかった上の血圧が平均的に120台半ばになりつつあります。また、1.5kg/月くらいで体重も下がり始めたりもしたので、これで当面様子を見て空腹感に体が慣れてきたところで有酸素運動を再開しようかと思っています。
 で、この副鼻腔炎の改善がキッカケになって出てきたのが視力の問題でした。どうも右の副鼻腔炎の炎症で腫れてた組織が軽く眼球を推していたらしく、その腫れが収まったところで眼球の形が変わってしまい、乱視の入る方向が変わっちゃったのでした。右側だけ。で、そのせいで右側は度数は合ってるけど乱視が合わずに視力が落ちる、という状態になっていました。それに引っ張られてか左目の視力が落ちちゃってまして、左目は度数を上げないと駄目という状態に。仕方がないしボーナスが入ったこともあるので、思い切って運転用のメガネを10年ぶりに作り替えることになりました。しかし眼球の押され方が変わって乱視の入り方が変わるなんてマジであるんですね。ちなみにいつも世話になってるメガネ屋さんは乱視の入り具合を角度で微調整してくれるんですが、1度ズレると本当に見え方が変わるってのがよく分かります。今回は15度くらい向きが変わってたそうです。

○借金とインフレ・デフレの話
 デフレだったら借金するのは楽だぞとかいってるアカウントがいて経済分かってないなって思ったんですよね。デフレ下だと低金利だから借金しやすいって意味で言ってたようですが、借金っていうのは借りたら返さないと駄目なんですよ。で、なぜデフレで低金利なのに借金に踏み切らない人が多いかと言うと、そのままコンスタントに返し続けられる踏ん切りがつかないからなんです。借金に関しては実際にはインフレ下のほうがみんな借りるんですよ、金利が高くても。というのもインフレだと所得の伸び率が間違いなくローン金利を超えるため、利息を払ったとしても所得伸び率による増収が利息を上回るので、トータルとして問題がないという計算になるからです。またインフレ状態にあり業績が好調な企業が多いと雇用も安定しますので、当然ながら長期ローンを組んで返済する計画が立てやすくなります。普通の経済感覚の人はこういう考え方でローンを組むのでデフレ下だと低金利でも借金する人が少ない、となるわけです。ちなみに借りる人が少ない状態でローンを組んでピチっと返してると、インフレ下で借りる人が多い時よりも与信はよい方に転びますよ。
VOL1115:2021年11月29日
○貧困は非正規だけじゃないって話
 twitterで上がっていた話なんですが、貧困=非正規としている人たちは結構いろいろ見誤ってるのではないかってやつです。実際に自分もいくつか経験があります。1つ目は私が登録型派遣でとある環境分析会社に行ってた時の話です。当時、派遣先で私の1350円/hrの給与(BtoBの支払いは1900円/hrだったそうです)が「高い給与を払っている」と問題になったことがあったのを知っています。リーマンショックからの派遣切りの時に真っ先にやり玉に挙げられ切られたんですが、その頃に派遣先の正社員の給与を聞いたところ、残業なし本給が私より安かったのを覚えています。21日稼働の月だと私の本給が22万に対して正社員が17〜18万くらいだったかな。また、残業についても彼らは会社の意向もあって本来の残業時間を全部申請させてもらえず、サブロク協定の中に入る数値にウソを書かされていました。しかもクソ安い給与は本給+手当で実現されていたので本給が最低時給スレッスレなこともあり、残業をしても残業代には大してならないという奴。私は派遣元が派遣先に因縁つけたのもあってフルに残業代をつけていたのもあり、正社員の賞与込の年俸より私の方が若干純支給額が上だったらしいです。ちなみに他の派遣さんは1200円/hrでサブロク協定の中に収めなきゃダメというシステムでした。
 
 もう1件は訓練校時代の話。指名求人で宝塚の某電子機器製造業者から面接に来ないかと言われて面接にいったのですが、そこで聞いた話がもうびっくり。残業は多い、土曜出勤あたりまえ、本給は16万しか出せないから残業代で頑張って稼いでね、という奴。しかもその会社、制御盤とか作ってる部署のトップが超パワハラ気質で管理職がそれを把握してるのに放置してるどころか「その部署のリーダーはパワハラ野郎だから気を付けてね」とか言い出す始末。そりゃ求人掛けても人が来ないよね、と思った一方で、クッソ安い電子基板や電子機器はああいうブラック労働の中小企業に支えられているんだなとも思いました。そういや訓練校のころにリクナビで応募した吹田市の環境分析会社でも「え?あの会社にいたんですか?ぜひ来てください!」で待遇を聞いたら「それ、派遣時代の俺の派遣給与総額よりはるかに安いんだけど?」となってお流れに。この辺の話は全部結局のところ、下請けに仕事を依頼するときに二束三文で丸投げしすぎってことなんです。また、競争に勝ち残るために受注側も不当廉売しすぎてるんですよ。貧困なのは非正規より正規のほうが結構ヤバいって話でした。

○復習を開始
 なんか「うたわれるもの」の3作目のアニメ放映が来年夏からに決定したそうで、そういや1作目はエロゲでやって全ルート攻略したけど2作目はアニメだけで忘れてるよな、となっていました。そして録画は全部そろってるので復習を開始したわけですが、えるんg……エルルゥやっぱ可愛いなあ。てかもう15年も前のアニメなんですね。1期アニメを見ているとハクオロがトゥスクルを建国してから国を栄えさせ技術を発展させて行ってる描写が色々出てきます。例えば元々木簡に文字を書いていたのが紙を使うようになっていたり、組織や市街の再編を行っていたり、ハクオロがあの作品の古代からの生き残りであり化学と技術の知識が豊富だという表れでもありますね。
 
○付帯設備はタダじゃネェんだぞ
 なんか「賃貸の駐車場にだってEV充電器があればEV普及に繋がる(キリッ」みたいなことを言ってるアホな奴らがちらほらいて呆れ返るんですが、どのような不動産であれ賃貸に付帯設備がついてくるとそれは全部コストなんですよ。そのコスト、本来は利用する受益者で費用を分担してもらうのがスジですが、賃貸と言う都合上そういう訳にもいかないわけで。特に駐車場だけ貸してる場合なんか維持管理コストがバカにならないので、充電器がついていると充電器のランニングコストとしての賃料アップに加え、さらに充電で使った電力分だけ従量課金、さらに課金の算出等も含めた事務手数料の上乗せになってしまいます。で、設備が壊れたら大家持ちだけど数百万誰が払うんですかって話ですね。夢を見るのは勝手ですが大家はボランティアではなく営利で賃貸をやっています。利益が出せないどころか損金しか出ないような設備を負担するアホな大家はいません。
VOL1114:2021年11月22日
○K11マーチのカウルトップを再塗装したんだけど
 担当営業さんに「多分クリップ壊すと思うから気を付けて」って言われていたにも関わらず壊しました。てへぺろwwwで、仕方がないので部品を発注しようとしたのですが、何を頼んでいいのかよくわからんのです。それでまあ英語で必至こいて調べているとロシアの部品商のサイトに行きあたり、日本語で日本仕様のパーツリストを引き当てることができました。改めて調べてみたら終売ではなく、クリップ単体もしくはカウルトップとAssyで出てくるみたいでした。今回潰したのはカウルトップ側1本とモールの奴9本全部。モールのクリップはどうせならモールごと変えてしまえとAssy発注し、カウルトップのクリップは単体で3つお願いしました。しかしオンラインで完全にパーツリストが引けてしまうのは本当に便利ですね。あと、日本に在庫がなくてもロシアかイギリスに当たればリプロだったり純正だったりで部品を引っ張れるということが分かったこともデカいですね。ちなみに今回は何時もお願いしてるディーラーで発注しました。カウルトップのクリップのうちバルクヘッド側はF0663-50J00、レインモール側のクリップ単体が65810-K2009、モールとクリップのAssyが66830-41B00です。

○古代の道路は案外直線だったという話
 twitterで古代史を調べてて呟いてる人がいるんですが、彼が「律令時代の街道は直線番長だった」という話を呟いていました。ここ20年くらいの発掘で律令時代の主要道がちょいちょい出てくるんですよ。大抵がのちの時代の旧街道と違って直線でズバーンって走っていたそうです。ところが律令制が敷かれてそんなに遠くない時代にはもうクネクネになっていたとかなんとか。あの排水まで確保されて地形や地勢ガン無視でまっすぐつくられた街道がメンテナンスコストが割に遭わなさすぎて、駅付近以外は早々に放棄されちゃった、という奴ですね。まあ現代でも道路の維持メンテナンスコストってものすごく高いんですよ。
 この辺の街道の話で私自身が調べてても気づいたことではあるんですが、最低限のメンテコストで常に確保可能な交通路として機能していた明治初期までの街道というものは、律令制の国道や明治以後の馬車道と違い、谷の中腹より上を通ることが多かったということです。山の斜面の地形を見ると分かるんですが、谷の底に近いところって案外斜度のキツいところが多いわけですよ。また、増水時に水が斜面を洗って流してしまう可能性もあります。古い街道って実際に追いかけると中腹より上で傾斜がユルくなる転換点あたりに付けられていることが多いです。道より上の斜度がユルいということはがけ崩れのリスクが減り、高さを稼いでるので洗掘の心配も少ない、ということです。集落や宿場が谷底の場合は集落ごとに一旦谷底へ降り、次の集落や宿場へはまた峠を越える、なんてことを繰り返してるのはそういうことなんですよ。延々河岸段丘が続くようなところだと河岸段丘の中段くらいに道が作られるんですけどねえ。

○自転車のママさんが飛ばしすぎって奴
 これもtwitterからなんですが、世の中のママさんたちが子供を載せてるのに自転車で飛ばしすぎっていうつぶやきです。これは私も以前から凄く気になっていることですが、朝急いでるという言い訳もあるんでしょうが、とにかく皆様飛ばしすぎなんです。しかもただ飛ばしてるのではなく、一時停止はしない、交差点での減速はしない、左右視界のない狭路からノールック・ノーブレーキで飛び出していくなど、ありとあらゆる危険要素を全部詰め込んだ状態で子供を乗せたままやっちゃうんです。子供の安全安心と言う割にはやってることがめちゃくちゃです。ツイ主は「あの速度で転倒したら子供がけがをする」っておっしゃってますが、私としては速度もですがそれ以上に安全確認の不履行、平然と右側通行する意識の低さ、一時停止をまともに守らない、スマホ見ながら運転する、この辺は全部やめてもらいたいところです。
VOL1113:2021年11月15日
○安全運転っていうけどさ
 岡山県総社市で4人が跳ねられて子供ら2人が重体っていう事故の報道がありました。その報道の中で地元の人へのインタビューで事故を起こしたドライバーについて「速度も出さずに安全運転」っていうのがあったんですが、違和感しかない発言でした。多くの人たちは速度を出さない=安全って勘違いしていますがそれは間違い。出そうと思うけど出さない人は確かに安全ですが、出したくても速度が出せない人の低速運転って、速度が出せる人の暴走運転と変わらないんですよ。なんせその速度で走るので精一杯で常に緊張しまくってるわけです。だから周りを見てる余裕が全然なく、走行中にタスクがなにか1つ増えると運転というタスクがおろそかになるタイプなんです。よく「そんなに速く走れても意味がない」みたいなことをスポーツ走行系の人に言う人がいますが、スポーツ走行で鍛えられた技術ってのは、普段の市街地での法規運転ともなれば安全マージンとして働くわけです。その辺を世の中の人は勘違いしてると思います。

○やっぱりやられたか、という話
 いろいろミューとしてるキーワードをすり抜けてtwitterのTLへ紛れ込んでくるウマ娘のネタなんですが、バクシンという文字列で特定のウマ娘を示してすり抜けてきます。俺はそういわれると銀河烈風とかJ9って知ってるかい?とかしか出てこないんですよ。で、そのウマ娘関連ですが、やっぱり運営側から「お前ら同人でやりたい放題描くのエエかげんにしとけよ」ってお触れが出てきてさもありなん、と思ってしまったわけで。というのもですね、競馬の馬主ってヤの付く自営業の人たちですら嫌がる超絶面倒くさい奴等がたくさんいるんですよ。反社ではないんだけど反社が嫌がってトラブルを避けるということはどういうことか、よく考えるとわかるやつなんですがね……。問題になってるのは範囲が広かったりで簡単には言えないんですが、馬主として自分のウマのイメージを損なうような表現が多数みられるので馬主がお怒りだ、というところらしいです。おそらくはトレーナーとの恋愛沙汰とかエロとかその辺だと思います。競馬の馬主ってウマは勝ち負けもそうですがイメージがかなり大事なところもあります。そのイメージを損ねるような二次創作がガンガン出てくるのは予想の範囲内ではあるんですが、当の馬主たちは我々と生きてる世界が違いすぎて、そういうことが全然わかってなかったみたいです。今後、二次創作の在り方次第ではウマ娘の二次創作そのものがNGになるかもしれませんね。

○羨ましいをズルいで置き換えるな
 イタリア語と日本語の通訳や翻訳をしているマッシさんが「日本語のズルいは羨ましいの意味も含んでるのでは」みたいは発言をしていて気になったのですが、この傾向ってここ20年くらいの日本語の傾向にあるような気がします。というのも、誰かが羨ましいという感情を羨ましく思う相手がズルいという感情で置き換えてモノを言ってる人がやたら増えたからじゃないか、と思うんです。例えばもともと家に経済的余裕のあるところの子がモノを買ってもらえたりすることは、裕福じゃない家の子からしたら本来は「羨ましい」わけです。ところが私が子供のころにはすでにあったのですが、裕福な家庭の子をそうじゃない家庭の子の一部は「あいつはズルい」といい、イジメのターゲットにしていたわけです。そんなのを横目で見ながら子供時代を過ごしたやつが大人になり子育てをしているんだから、大人が「羨ましい」を「ズルい」で置換してしまった歪んだ感情を子供たちも当然受け継いでるわけです。もちろん、大人の多くも羨ましいをズルいで置換していますしね。その辺の事情を知らない外国人からみたら、現代の日本語は「ズルいの中に羨ましいが含まれてる」と思えるわけです。この羨ましいをズルいで置換する考え方ってかなり危険なので頑張って捨てていかないといろいろまずいんじゃないかなって思います。私は素直に羨ましいといいますけどね。
VOL1112:2021年11月08日
○芸人として色々間違えてませんか
 爆笑問題の太田が選挙特番でなんか相当ひどいことをやらかしたという話が流れてきて詳細を追ったのですが、自分が嫌いな自民党の重鎮に対して相手の揚げ足を取っておちょくるような発言を繰り返して高市さんや二階さんを激怒させたり、甘利さんにご愁傷様とか言いながらニヤニヤしてたり。特に二階さんに対しては中継が切れる直前に相手が激怒するような言葉を相手をバカにしながら浴びせかけ、相手が怒り狂ったところでカメラが切れるってのをやっていたようで、もう人間としてどうかと思う奴です。前からクズだと思ってたんですが流石に今回のは限度を超えてました。その後、twitterでヨメがさらにgdgdの暴言を吐き散らかしていたんですが、あまりに批判が多くなってきたら今度は「アカウント乗っ取られてた」とか言い出す始末で、そのくせ「謝罪してやらんでもない」みたいな態度なのでもうめちゃくちゃです。芸人としても人としても色々終わってる奴だというのがよく分かった話でした。
 
○珈琲滓で土壌改良
 手持ちの枇杷の苗がたくさんあって処分するのもアレなんでどっかに植えようと考えていたのですが、植えていいよと言われた場所を確認しにいくとどうも上の方の土壌がアレで水をはじくような感じ。これはマズいなと思い、土壌改良の方法を調べていると、家で毎日大量に出る珈琲滓がかなり有効だと知りました。というわけで1週間くらい片っ端から淹れたあとの奴を天日干ししまくりましてですね……。で、カラカラになった奴のうち一部を現地の土壌と混ぜてしばらく放置。これで水を弾いてた表土が水と馴染むようになりました。また、腐葉土と混ぜ込んでから袋詰めして天日で熱してしばらく発酵させた奴も用意。現地で改めて現地の土と混ぜ合わせてから枇杷の苗2本を移植してきました。とりあえず1週間ほどになりますが無事に定着したみたいで安心はしています。あとさらにしばらく貯めていた珈琲滓が1sぶんくらいは発生しているんですが、こいつらはさてはてどうしたものやら。もうちょっと乾かしてから蒸し焼きにして炭にして脱臭剤にしてやろうかと考えてはいます。

○Amazonはそろそろ見限りどきかもなあ
 Amazon、最近はどうやら抜き取り詐欺がかなり横行しているようで、ちょっと驚きです。既にSNSなどで散々拡散されているので今更隠す理由もないので書いてしまうと、Amazonが返品されたものについて重量が同じなら中身があると判断していることを逆手に取り、買ってから不具合を申告し中に同じ重量のゴミや粘土を詰めて商品だけ抜き取って返送してしまうという奴です。返品されたものを重量以外は検品しないのでこの詐欺が成り立ちます。また、返品されたものについてはAmazonは不具合を理由に返品されたものでも一切検品せずそのまま倉庫に戻してしまいます。で、倉庫へ戻ってきたものは当然誰かがまた受け取るわけですが、受け取ると中身が抜かれている、という奴です。ここからがさらに問題なのですがAmazonがこの問題に対して一切まともに対応しないということです。クレーム処理を一方的に途中で打ち切るんです。これが最近SNSでかなり話題になっています。これまではAmazonだとそれなりになんとかなると思って買っていたものが買えなくなります。そろそろ本気で見限りどきかな、と思っています。
 ちなみに対抗馬的なのはヨドバシカメラの通販です。以前は店頭取扱商品だけに絞られていた感じだったのですが、最近は店頭では扱ってそうには見えない商品まで取り扱っています。例えばデイトナやGIVI、タナックスなどのバイクアクセサリー。カーステは一部店舗で扱っているのは知ってたんですが、まさかそんなものまで扱ってるとは驚いています。また、食料品や飲料も結構取り扱ってる上にゴールドポイントカードと連携しておくとポイントも当然溜まります。こりゃもうAmazonはAmazonでしか取り扱わないモノだけに絞り、ヨドバシにあるものはヨドバシで頼んだ方が賢いよなーとなりつつあります。ちなみにAmazon用とヨドバシ用はそれぞれメールアドレスを新規に起こして登録しているので、何か情報漏えいがあれば当然一発で分かります。
VOL1111:2021年11月01日
○セロー250ファイナルのハンドル回り改修
 少し前にガタピシ車で有名な漫画家の山本マサユキ先生が「クラッチレバーをロックできる便利アイテムないかな」みたいなことをおっしゃってたので、ふと思い出してAG200純正装備のクラッチレバーのロックレバーを紹介しました。で、ついでに自分の分もバイク屋に発注を掛けてたのですが、2週間ほったらかしで取りに行くのを忘れていたという。土曜日に山遊びに行った帰りにバイク屋に寄ったらその話が出まして、ついでに引き上げてきて日曜日に取りつけました。大体こんな感じです。

 
 どうやって使うのかと言うと、クラッチレバーを握りこんだところで「PUSH」と書かれてる辺をぐいっと下に押し込んでクラッチレバーを戻すとクラッチレバーにロックが掛かり、握ったままの状態で固定されます。ロックをリリースするのは簡単でクラッチレバーを握るだけ。これ、私がDT200WRで山遊びを始めたころに、BackOff誌の誌上CCRや「ここどこ」で知り合ったオフ仲間たちに教えてもらったアイテムでした。びっくりなことにこのレバーとレバーホルダー・カバー、未だに新品部品が出てくるんです。AG200なんてとっくに日本では終売してるのになんじゃそれってなるんですが、未だにオーストラリアでいっぱい走ってるので、部品もバカスカ出てくるらしいです。
 
○体調がやっと戻ってきたのだが
 結局、長らくの体調不良の原因が、副鼻腔炎や扁桃腺炎で引っかかってた細菌感染がちゃんと直りきってないままで放置されてたことで、中途半端に体調が戻ってその状態でダラダラと体が耐え忍んでしまっていたようでした。そりゃ疲れやすいわ、と。耳鼻科の先生が「いやでもこの抗生物質の投薬は長すぎるけどなあ」とおっしゃる中で結構な期間をかけて徐々に投薬量を減らすような流れになってやっとこさ直った感じです。常に炎症があって発熱があるので基本的に体が熱を下げろ下げろって状態なのでいつも寒気がしていたんですが、やっとこさそれも収まりました。いやー長かった……。もう一息っぽいのでここで気を抜かずゆっくり直していこうと思っています。
 
○ジビエ処理と警備会社
 ALSOKがジビエ事業に参入という記事が流れてきたので、ALSOKの社員に狩猟免許と銃砲の免許、銃猟と罠猟の許可でも取らせたのかと思ったのですが、記事を読んでみたら自体はもっといい方向に上にいっててびっくりしました。というのも、大形の箱罠を使った群れ単位の有害駆除など、主に駆除目的で狩られた狩猟動物を一括で引き取りジビエに加工する、というサービスを始めたそうです。実は私のような食肉目的での狩猟者ならともかく、有害駆除としての狩猟の場合、狩った動物の処理って結構問題になるんですよ。行政が可燃ごみとして引き受けてくれるところもありますが、田舎の自治体の場合は焼却場の処理能力がかなり低く、大型動物を多量に投入すると燃焼温度が上がらずダイオキシンを出してしまうという問題が発生します。で、有害駆除で捕まる動物が多いのも当然田舎の自治体なので、問題は相当深刻なんですよ。あとトドメ刺しの際に反撃されて怪我をするなんてのもあるあるです。また、個人だったり個人の集団な狩猟グループだったりでジビエ肉提供の食肉処理場を作ろうとしても行政の許可を得るための設備が相当費用が掛かったりで難しく無理ゲーで、この辺も企業として事業が成り立つようにちゃんと整えてるのが凄いのです。今回のサービス、箱罠に掛かった獲物を生きたまま荷台の檻に移動させてトラックで運搬し、食肉処理場でトドメ刺し、放血、解体をしているとのことで、この手のサービスが全国的に広まれば非常にいいサービスになると思います。
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