南海道御朱印ツーリング Page8

Figure15:白鳥神社/大きいお社である
 いい気分になって摂社末社をお参りし、引き続きさぬき市内の男山神社へと向かいます。造田神社へ向かった県道を今度は逆に鳴門方面へと走ること15分くらい、進行方向左手に男山神社っていう看板が現れます。やっぱりここも宮司さんが留守だったのですが、どうやら造田神社の宮司さんと同じお祭に応援に出られていた模様。留守番の高校生と思しき息子さんに「父いないのでまた今度……」と言われてすごすごと退散。また今度っていつになるんだよー(^^;;;

 残念に思いつつ次の神社へ向かいます。本来水主神社へ寄る予定だったのですが、神社の地図を持ってこなかったのでパス、そのまま大麻比古神社へと行く予定だったのですが、R11が海岸線に出てしばらく走ったところで白鳥神社というのを発見します。JR高徳線の讃岐白鳥駅のすぐそばです。讃岐白鳥駅の信号で止まらなかったら見過ごしていたかも。白鳥というだけに日本武尊関連だろうと思って参詣するとやっぱりビンゴ、御朱印もいただきます。宮司さんがすっげー話好きで七五三や宮参りの方をゴマンと待たせていたのにはちょっと苦笑。こんど時間があるときにゆっくりお話お伺いしますね〜。

 白鳥神社を辞して本命、大麻比古神社へと向かいます。

 さて、白鳥神社から大麻比古神社へ向かうのですが、どう考えても山越えしないとだめっぽいです。われながら走行計画の甘さが目立つ次第です。県道1号線で讃岐街道を通るのが素直なコースらしいのですが、私は最短ルートで逝くぜぇとばかり、県道44号線を利用しました。これが……四国の2桁県道&3桁国道は覚悟せよ、という言葉通りの道でした(爆)全長の長いFZRに撮影機材を結構積載しているので、振り替えしでおつりを貰ったりしてタイトターンとか結構きついです。峠を登り返し、下り始めるとほとんど和歌山のR425状態、ツールドコルスも真っ青な舗装林道です。で、県道が2車線まで増えたところで大麻比古神社の裏側駐車場へとたどり着きました。
 大麻比古神社は境内脇と県道沿いと2箇所に駐車場があります。どっちに止めてもちゃんと表参道から参詣できるようになっています。ま、背後が山地だから裏からおまいりなんてまず無理ですが。やっぱり阿波一宮なだけに凄まじい七五三の人出でした。授与所で御朱印を頂いていたら七五三の親御さんらが「あれなんやろ?」って感じで御朱印帳を覗き込んでいたのが印象的でした。御朱印を頂いたら表参道から一の鳥居を抜けて次の神社へと出撃していきます。そう、前日高松道から見えていた大きな赤い鳥居って、実はこの大麻比古神社の一の鳥居だったのです。

 大麻比古神社から鳴門への県道に出る交差点に四国八十八箇所巡りの第1霊場があります。そこを東へ曲がって高徳線沿いに鳴門へと向かいました。「シィナリィガイド」で出てきた池ノ谷駅を過ぎてちょっと行った先に阿波神社があります。ここは土御門天皇をお祀りする神社で、終戦のどたばたで最後の官幣大社になり損ねた県社でした。大麻比古神社とは非常に対照的に静かな境内、おばあさんが一人日向ぼっこされていたのが印象的でした。参詣して御朱印を頂きます。老齢の神職さんに「バイクで飛ばしすぎて紅い短冊頂かないようにしなよ」と言われてしまいました。いや、言われなくても大人しく走りますがw

 鳴門市街へとたどりいつ居た時点で12時ごろ、ちょうどお昼時なので、お手軽にマクドで済ますつもりだったのですが、店員が激しく間抜けでかなり時間が掛かってしまいました。これなら適当にセルフのうどん屋へ行けばよかったかも。うどんに飽き飽きしていたのは確かなんですけどね。腹ごしらえを済ませたら小鳴門橋を渡り、鳴門北ICから本四道路にあがり、大鳴門橋を渡って四国とお別れです。
(C)2004 Takayuki Kazahaya