
Figure10:石段が続く金刀比羅宮の参道 |
そのまま讃岐に残留する私は日帰り組みと長田でお別れです。彼らは6件目へと向かう中、私は琴平に向かいました。だって急がないと金刀比羅宮の授与所が閉まっちゃうんだもん。元々参詣の予定は無かったんですが急遽気が変わり参詣することに。琴平の門前町にFZRを止めて石段を登り始めます。下の駐車場のオヤヂどもに「往復1時間半は掛かるぞ」と言われていたんですが、本気で強烈な段数にびっくり。大門までで365段、そこから拝殿までで500段弱、さらに奥宮まで上がると総計1000段を超えるんだとか。あまり参道の風景も楽しまずに一気に段数を稼ぎ始めました。 200段を越えるころから自分がやっぱり体育会系なんだと気づきました。上り坂を上がるときに小声ではあるんですが、「声いきまーす、エイ!ヤァ!エイ!ヤァ!」と某自転車部の某ツアー班のようなことをしてるんですよね、反射的に。われながら骨の髄まで体育会であることを思い知らされました。でもそうやって一定のリズムで声を出していると結構楽なもんだったりします。そんな感じで大門まで一気に上り詰めたので、もー写真なんて撮っている余裕はまったくありませんでした。
大門をくぐり、中門を通過したところで授与所がありました。ここが本殿かと勘違いしたんですが違うらしい、ってなわけでもう一度必死になって登り始めました。下にある摂社旭社の階段下に手水があることにすら気づかないくらい必死だったかも。結構やりだしたらムキになるし、ほれたら一直線だし、B型的なところがあるのかも。摂社前を通過したら最後の階段です。4000m個人追い抜きのラスト1周みたいな感じで一気にこいつを上り詰めていきます。最後の1段を上がると目の前に拝殿がありました。ここでしっかりお参りし、授与所で御朱印を頂き、摂社末社に参詣しながら下山していきます。しかし階段って登るより降りるほうが大変ですねぇ。 |