Weekly Collumn 
 
VOL1000:平成30年2月19日:1000回目!
1000号を突破しました。ということはサイトが始まってからざっくり1000週もサイトを続けてるということです。いやー今や個人サイトなんて過去の産物ですよ。それを未だにちんたらちんたらHTML4で更新してるなんてインターネット老人会と言われるがごとしですね。まあまだまだダラダラとやっていきますよ。過去ログはBACKWARDボタンである程度までは戻れる、はず。面倒くさいからINDEXつけてないんですよ。そのうちCかPerlでなんとかしたいんですけどねえ。というわけで超ヤル気にかける1000回目のご挨拶でした。

○風邪ひいた
 普段から耳鼻咽喉科でアレルギー性鼻炎と副鼻腔炎のメンテナンスをちゃんとしているのに見事に風邪をひきました。といっても被弾し始めでヤバイと感じて耳鼻科ではなく内科にいったのですが、そこで出てきたお薬が総合感冒薬。え?こんなので?って思ったりもしたわけですが、処方薬だと市販薬では使用できない抗生物質やらなんやらが配合されているそうで、いやもー飲んだら効果抜群なこと。ただし1回でも飲み忘れるとそのあと次の服用までモロにポンコツになる始末です。まあとりあえず5日分出されていますが5日分を飲み切ったらまた来いといわれてるので月曜日にでもまた通院しようと思っています。ちなみにこの総合感冒薬、なんと耳鼻科では処方できないらしいです。内科だからこそいろいろ出せるという背景があるようでした。いやー、しかし幼馴染のお兄ちゃんな先生でもあるんですが、この人いろいろさじ加減が分かってて、「とりあえず軽い風邪だってことにしといて会社はごまかしとけ」と言ってしまったり、いやマジで大丈夫かってところもあったりなかったり。
 
○残業と収入
 今の会社に入ってやっと1年が過ぎたわけですが、1年未満でいきなり基板の仕事をほぼワンオペでやらされてたりでかなりイカれた年度末の追い込みになっています。でまあ基本的に私は残業はしない主義で定時に押し込める仕事は徹底して定時に押し込んで帰っていました。しかし……そうも言ってられない状況になっており結局大体2時間ずつくらい毎日残業するようになりました。結果的にこの1か月の残業が30時間ちょっとという羽目に。そんなん少ないやんって言う人もいるでしょうけど残業ゼロ主義の私としては一生懸命残業したほうですね。だって仕事は生活を豊かにし生活の糧を得るためにしてるんですから、生活が仕事に圧迫されるなんてまっぴらごめんです。ただこの残業時間、ちょっと鉄砲玉号関連の出費に付け加えてtracerの車検も重なったこの時期に結構助かりました。なんせ残業の時給単価が2200円超えてますから結構いい残業代が入ってくることになるんです。多分この状況が4月くらいまで続きそうなので4月の給与までは結構潤いそうです。
 ちなみに派遣社員時代は2月3月6月9月ってめちゃくちゃビンボーでした。理由は非常に単純で時給労働の派遣社員は1日働いてナンボの給与なためです。1月は年始休暇に成人式、2月は月が短い上に建国記念日、5月はゴールデンウィーク、8月は夏休みがあり、これに11月ごろのシルバーウィークなんかもあると翌月の給与が一気に下がります。特に夏休みが10連休とかいうところは正社員が10連休なら派遣社員は全員10日間公休扱いになっちゃいますので、通常の休日4日分を差っ引いても6日分の減給です。1400円/hrの時給で定時が8時間なら67,200円の減収になります。でも社会保険は標準報酬日額をベースに算定されて徴収されるので稼働日が少ないときでも手加減なくフルに請求が来ます。だから長期休暇があった翌月の収入が下手すれば半額くらいになっちゃうわけです。こんなことがあるので派遣時代ってほんと基本的に無駄遣いは避けましたし、計画的に貯金する癖も付きました。その生活を10年以上続けたおかげで正社員となった今でも基本ケチケチ生活が身についてしまってるのは我ながらどうかな、とも思うところもあったりなかったり。
 
○バッテリーが……
 MT-09 tracerの車検を通しました。が、この寒さの連続で体調が微妙だったり天候がアレゲなこともあり全然載っていなかったのですが、なんとあっさりとバッテリーが上がりそうになっていました。OCV測ったら12Vしかありません。こりゃぁピンチですよ。ところでMT-09系やMT-07系ってあの排気量の車種としてはかなり小型の10型バッテリーが搭載されています。バッテリーサポート自体は12型が入る余地がありスポンジでごまかしている有様だったりするのですが、以前から「これ上がりやすいよね」とオーナーの間では若干問題になっていました。今回、とりあえずエンジンはぎりぎり掛かるレベルだし、パルス与えたときの反応とかみても問題ない状態だったので、10年ぶりくらいにバッテリーチャージャーを本来用途の「バッテリーを充電する」目的で使いました。なんせ今まではバッテリー交換時のメモリー保持だとか、車載電装品のテスト用電源だとか、訳の分からない用途でばっかり使っていましたからね。で、通常だと新品なら5時間くらい、使用中のだと2時間くらいでフル充電になるわけですが、今回なんと6時間もかかりやがりました。6時間後のバッテリー電圧が14.5Vなんでこれで正常です。ちなみに10型で台湾ユアサで買うと9000円弱、12型で1万円ちょっとなのですが、さてはてどのタイミングでバッテリーを変えることになることやら。タイヤもヤバイのでちょっと考えどころです。

○奈良酒のいかつい酒屋
 パラディのマスターに買い物に付き合ってくれと誘われてちょっと風邪気味だったけど酒屋に興味があり、ついつい一緒に奈良の真美が丘までお出かけしてきました。なんでも奈良の酒蔵の中でも一癖もふた癖もある倉ばっかり扱ってるというスゴいお店らしいです。でまあ、実際に出かけてみるとなんと何度も前を通ってる場所じゃないですか。くまくまんと大仏カフェに寄った後に彼の家に行くルートです。わんわん場所覚えた!多分次から迷わず一発で来れます。でまあ、品ぞろえを見てるとこれがまたいかついのなんの。まず奈良と言われて定番の春鹿がほぼ見当たりません。申し訳程度においてるレベル。基本的に花巴だの櫛羅だのなんだの、まあ相当日本酒が好きじゃないと手を伸ばさないような日本酒だらけでした。でまあ、私も2本ほど生原酒ばっかり買っちゃったんですが、ずっと体調が戻らないままなので飲まずじまい。さーていつ開けますかねえ……。4合瓶と一升瓶が溜まる一方です。
VOL999:平成30年2月05日:ATかMTかなんて無意味だな
○K11のウォッシャー不調をなんとかした
 鉄砲玉号ですが、以前からウォッシャーノズルが詰まることが多くて、原因はウォッシャータンクに溜まった古いウォッシャー液の堆積物でした。昨年秋の終わりに結構やっつけたはずだったのですが年明けに再発しましてですね。で、また徹底して中を洗いまくったりもしたのですが、どーもノーマルのノズルだと相変わらず詰まり気味。ということで以前から目をつけていた「霧状に拡散するタイプのノズル」に交換してみました。ミツバの奴です。実際に2週間運用してみた感じでは結構いい感じです。純正はワイパーが動くエリアの真ん中にピンポイントでじょばーと水をぶっかけるのでワイパーが動く前に大半が垂れる感じですが、ミツバの奴はガラス全面に霧状に吹きかける感じなので流れにくく、拭き上げも一発で決まるので結構きれいになります。一方でノーマルは走行中でもそれなりに洗浄できますがミツバのは走行中の速度が高いと拡散しすぎてダメだったりも。まあこの辺は一長一短ですが、私としては霧状のほうがいいかな。あと、若干まだ残ってる堆積物の破片が引っかかったとしてもすぐ外れるようで、ノズルの目詰まりが減ったのもいい点でした。
 
○携帯会社のクーポン
 先日、先にジムに行ってる母親を拾うべくジムに風呂だけ入りにクルマで向かっていたのですが、ジムと自宅の間の県道が異様に混雑していて事故でも起きたのかと思いました。が、先頭までいくと渋滞の先頭が吉野家!この日はソフトバンクの無料クーポン配布で吉野家の並盛1杯分のクーポンが配られたそうです。それで1q弱の渋滞発生させるかフツー……ってあきれ返りました。この無料クーポンですが、定期的にクーポンが出てる某飲食チェーン店でバイトしてる若い子に以前に話を聞いてみたところ、ソフトバンクやauでクーポンを使う人以外という大多数からは恐ろしく不評だそうです。普通に利用したい人たちにとっては無料クーポンに集まる乞食っぽい人たちは邪魔でしかありませんからね。普通に考えるとクーポンの日は多数を購買し単価の高い一般客が来ず、クーポン分の2個しか買わない単価の低い客しか来ないので利益率は当然下がりますね。しかも無料クーポン配布なんてことやってるけど結局のところその費用は長期ユーザーの支払い分から払い出されてたりもするわけで、auとソフトバンクに関しては以前から思うことは、「お前らの顧客ってのは誰を指してるのか?」ってところです。いやしかし、たったの200円や300円のために1時間以上も並び続けるとかアホの極みとしか思えませんがね、私にすれば。例えば月収ベースで本給25万で1か月21日勤務だと1日1.25万程度。1日8時間勤務だとすると1600円/hrくらい程度の時給換算になりますから、300円だとして待機して利益が出るのは12分まで、200円だったらたったの8分までです。それ以上待つのは工数的に赤字なんですよ。そういう単純計算すらできないってほんと何を考えてるのだか。
 
○鉄砲玉号の新しいモノ
 鉄砲玉号の夏用ホイールを仕入れてきました。というか年末にGarage力に頼んでいてやっとこさモノがそろったので引き取ってきた次第です。元々引き取りに行く日はミズニーランドOFF会の予定日だったのですがご本人がインフルで倒れたので別日程にリスケとなり、結果的に自分で引き取りに行くことになりました。でまあ日帰りで引っ張ってきたわけですが、いやーやっぱあえて1本0.5sの重量増でもTE37グラベルにしてよかったと思いました。笑っちゃうくらい真っ白なんですから。実はTE37でもよかったのですが、なんせあのブロンズカラーが気にくわないってのが最大のネックでして、結局ダッシュホワイトなTE37グラベルにしちゃいました。塗り替えるの高いしねえ。ちなみに1本当たりの重量は大体4.5sくらいでした。今履いてるスーパーR.A.Pが大体4sくらいなんでやっぱ500g増えると若干重さを感じますね。けど新品の白さは驚きでした。とりあえずこの後はディーラーに持ち込んでKeePerコーティングをしてもらってから武庫之荘の作業専門店でタイヤの組み込みとバランス取りをしてもらう予定です。あーそうだ、パンク修理もしないとダメなんだった。
 
○MTかATか論争
 そうそう、K11を運用し始めてから結構言われるのが「MTだと疲れないか」という話です。ぶっちゃけた話、MTでもATでも関係ありません。渋滞中だってほぼ苦痛に感じたことありませんし、ましてや普通に流れに乗って走っていれば、一般道ですらMTでもATでもやってることは大体同じで、MTの操作自体が呼吸と同じようなものになっています。この手のMTだとウンタラという発言、大体MT車を所有したことがない人たちから出てきます。1年か2年くらいMT車を所有して運用してみれば分かるんですよ、どっちでも差はないと。ちなみにMT車で一般道を運転していても居眠りするときはしますし、居眠り運転してるのになぜかちゃんと変速操作しているのもMTあるあるです。ちなみにですがこれもMT車を運用していて聞かれる話題の1つなんですが、「ATやCVTだと面白くないのでは」という奴。これも簡単にいうと「変速方式がなんであれオモロい車はオモロいしつまらん車は実につまらん」の一言に尽きます。親父のStreamRS-Z2.0はCVT車ですが峠道を走らすと結構面白いです。前から何度も二輪では言ってる「乗らずにケチつける前にとりあえず乗ってみろ」ですが、同じことは四輪にも言えると思います。一度所有してみろ、です。我が家の場合、MT、4AT、5AT(Y31セド)、CVTは家族の誰かがそれぞれ所有していました。5AGSはバイク屋の軽トラを何度か借りて経験、いすゞのNAVi-5も扱った経験があります。
VOL998:平成30年01月29日:追いつかれた車の義務
○追いつかれた車の義務
 久々にtwitterでスゲーのが沸いてました。というのも、「遅い車は後続から追いつかれたら譲る義務がある、法的根拠は道路交通法第二十七条第二項である!」ってのです。実は私もある時期までは同じように自分に都合がいいように受け止めていたのですが、元白バイ隊員なバイクの師匠にこの件について、法の意味と解釈について説明を受けました。元々この規定は「高速車・中速車・低速車」という区別があった時代に端を発し、道路車輛運送法的に速度レンジが遅い車輛が速い車輛に追いつかれた場合は素直にレンジの速い車輛に譲りなさいという条文です。普通車同士の場合、たとえゆっくり走っていて追いつかれたとしても後続に譲る義務は発生せず、この条文は根拠になりえないのです。でも本人のタイムラインをどれだけ追いかけても「俺は正しい、俺の日本語が理解できない奴は日本語が間違えてる」の繰り返し。いやーここまでスゴい奴は久々に見ました。ちなみに現役白バイ隊員から最近実際に話を聞いたところ、あおり運転をしてる奴を捕まえて反則処理をしようとしたらこの条項を持ち出して「譲らないほうが悪いんだからおれは悪くない。俺を捕まえるならあっちも追いつかれた車輛の義務違反で反則処理しないと切符にサインしない」と言い張ったそう。その後の処理は守秘義務もあって教えてもらえませんでしたがね。つまり、この条項を盾にはできないということです。
 
○10年目にしてご臨終
 今使ってるラフアンドロードの2008年型ウォーターシールド・ハードウィンタージャケットですが、10年目にしてさすがにご臨終なさいました。まあ少し前からジッパーのタグがブチギレたりしてきていろいろ怪しかったのですが、やっぱり壊れたのは前ジッパーでした。下の方の歯と歯の間の布が切れてしまいジッパーの駒が抜け落ちちゃうのでした。実は今のジャケットの前は1997年モデルのウォーターシールド・ハードウィンタージャケットを愛用していましたが、こちらは2008年に買い換えるときにはすでに布は擦り切れ、ベルクロは機能を果たさず、防水はほぼ効いてない、という体たらくでした。97モデル>08モデルと恐ろしく進化していて驚いたものですが、ここ10年は大幅な進化はない模様です。すでに機能的にトップエンドにたどり着いてるともいえます。まあ突如壊れたので予定外の出費でもありクレカを使っちゃったりもしているわけですが、いやしかしたった4万ちょっとのジャケットが10年も使えるってのはすごいです。これが国産の南海やコミネだとお値段半額ですが5年も持たないですからね。
 で、やってきた17年モデルのジャケットですが、08年モデルと比べて若干胴回りや腹回りのサイズが拡大しています。というのも新型はフルプロテクション仕様になっていて胸部装甲が追加されています。15年モデルから追加されたみたいですが、胸部装甲を追加する関係で内側のサイズを維持するために若干拡大したようです。また、着丈や袖丈などは変わらず、インナーに関しては07年モデルと共存可能なので旧型を併用可能、新型のほうが薄いくせに旧型の標準インナーより圧倒的にあたたかい、などの違いがあります。07年、08年ごろのモデルとの最大の違いはキーフックが廃止されたことですね。私の奴は昔はずっとそこにキーをつけていたのもあって4年くらい前に千切れて用をなさなくなっています。そこにキーを賭けずに使っている大磯氏の08年モデルは残ったまま。使い物にならないってことで廃止されたみたいでした。また、1つ残念なのはロゴの入り方です。10年前のモデルはなんかこう、もうちょっとラフロのロゴが控えめだったのですが、最近のモデルは全面的にロゴが入っている感じで、ここはもうちょっとおとなしいデザインのほうがって思いました。トータルとして「旧型のサイズがそのまま新型で適用できるので試着不要」「基本的な構造が変わらないので使い勝手も同じ」「胸部装甲が追加され素材がシンサーレトに変わってお値段据え置き」ってあたりで結構お買い得だと思います。あとは耐久性がどれほどのものかってところですね。また10年持てばいいんですが。
 
○カメラの修理
 えー、二眼レフの修理が続いています。だってやっと撮る気になってきたんだもの。で、この間からやってるのはヤシカマット124Gのシャッター内に発生する訳の分からない有機ガスの追い出しです。温かい時期に放置しておくと気が付いたら中玉が曇ってるけど拭うと落とせること、念のため前職在職中に練習ついでにXPSで最表面分析したら普通にオイルの成分だったこと、って2点から、シャッターの潤滑に使われてる油の溶媒成分が飛んでしまってると判断。最近くっそ寒くて石油ストーブつけっぱなのもあって、後群まるごと外してレリーズでシャッターを解放にしておき、ストーブの前に放置して散々あっためて放置しまくるということを数日間繰り返していました。すると、最初のころは潤滑油特有のデカン・ドデカン系の臭いが結構していたのですが、5日目くらいにはほとんどしなくなっていたので、現状でこれで蓋を閉じています。このカメラ、特筆するような描写はないけど欠点もなくよく映る子なんです。これで当面使い物になれば万歳なんですがねえ。問題はヘンな曇りが出てるminoltaflexIIIです。最悪、オートコードとニコイチを計画しています。
VOL996:平成30年01月22日:首都圏の尺度で言われてもね
○積雪と避難と鉄道
 新潟のJR線で豪雪のために一晩抑止されて乗客が車内に、みたいな話が合って、それについて都会というかほぼ東京しか知らないような世間知らずがgdgdとモノ申してて、なんだかなーでした。大阪と東京しか知らない約1名なんて「なんで駅まで走らなかったの?」「ドア開けて逃げたほうがよかったのでは?」と実に大阪の恥さらしな発言をしていました。彼にとっては駅というと京阪神都市部や首都圏のしっかり設備が整ってるものを思い浮かべるんでしょうが、近畿ですら少し閑散とした路線に行くとホームと待合室しかない、みたいな駅はザラです。じゃあ今回の状況はどうだったか。まず停まってしまった場所が最悪でした。なんせ新潟の田圃のド真ん中。まわりは田んぼと水路で道路と合わせてその上にガッツリ1mは積雪しています。この状態でヘタに乗客を降ろせば雪の下に隠れた田圃や水路に落ちて最悪死人が出ます。次に発言のあった「乗客が除雪」もアウト。車輛には除雪具は乗務員1名分(ワンマンです)しか積んでいません。また、路線バスが応援を申し出たようですが、1台に乗りきれない、ピストン輸送してるうちに夜が明けて状況が変わる、だからドア開けて室温下げるよりドアは開けないほうがマシ、という判断を運転指令が下したようです。また、乗客も積雪は仕方がないという意識があるようで、立ってる人と座ってる人が時間で交代で座席を譲り合ったりしていたようで、JRの対応にはそれほど文句は出てなくて、マスコミが拾い上げたのはごく小さな「マスコミにとってはおいしい発言」のみのようでした。
 
○ウナギの話
 シラスウナギの収量が前年比1%程度しかないという話が出てきて絶滅まったなしという感じだったりするんですが、私のtwitterのタイムラインで流れる論調と一般人やマスコミ出演者との温度差があまりにも大きくて驚きます。なんせ食えなくなるのが困るとか、業者が困るとかそんな話ばっかり。また、水産庁は水産庁で相変わらず漁獲制限や流通管理に消極的で、本気で保護に取り組む気があるのかどうかってところです。ウナギに関しては近年エポックメイキングな技術が開発されました。これまではシラスウナギから養殖してもオスにしかならなかったのですが、採卵した卵から仔魚を育てて雌雄を両方安定して育成できるようになったそうです。5年単位で計画的に保護活動に取り組めばいっきに資源量は回復するんですよねえ。私としてはウナギが一気に絶滅に向かった時期と、大手スーパーから中小スーパーからコンビニまでひたすら食品イベントに力を入れだした時期とリニアに一致してるのが資源回復のキッカケだと思うんですよ。土用丑の日のウナギなんて毎年大量に売れ残ってますしね。例えばですが、シラスウナギ、成体ウナギの双方について輸入も含めて完全に流通に法規制を掛けて免許制にするんですよ。養殖業も免許制にしシラスウナギのトレーサビリティ確保マスト化、さらに成体についても流通の免許制化、最終的なウナギの成体販売についても免許制化で販売免許についても許認可の基準を厳しく制限したら結構変わると思うんですよ。日本人ってほんと「海で獲れる食い物は無尽蔵」って考えてでもいるんですかね。
 
○雪とスタッドレス
 少し前の日記に書いたんですが、年始早々に鉄砲玉号で雪遊びに行ってました。実はもっと早く行こうと思えば行けたんですが行ってなかった理由がありました。というのも、スタッドレスタイヤって夏タイヤより皮むきに時間と距離が掛かり、なかなか皮むきが終わらなかったという事情があります。今マーチに履いてるスタッドレスはBSのVRX2で、廃ゼットさんはRevoGZでした。どちらもそうなんですが、新品で皮むきの終わってない状態でブレーキを掛けると夏タイヤよりあっさり簡単にロックし、鉄砲玉号は簡単にABSが動作します。が、皮むきが終わると舗装路では夏タイヤとそれほど大きな差のない制動性能やハンドリングを発揮するようになります。20年くらい前のスタッドレスとは大違いです。最近妙に大雪が降ったりしていますが、急いで買ってつけたその日のスタッドレスってかなり性能がアレゲなので、大雪が降ってヤバイってなってから買うのは避けたほうが本当にいいですよ。
 
○音楽のダウンロード販売
 最近、ちょくちょくAmazonのダウンロード販売を利用しています。ZIPでダウンロードして解凍したらファイル名がアホみたいに文字化けしてるのが最大の問題だったりするんですが、これも後から手動で戻せばいいだけなので、たいした問題じゃないです。なんか若い人とか一部の人に良くあるのが「youtubeのPVで再生リストを組んでスマホで再生」って人たち。そういう使い方してるから10GBとか契約してないと持たないんだろうなあって思うんですが、正直なところ、給与所得者になったら音楽はタダで拾うよりちゃんと購入しないとって思うんですよね。それが聞きたい音楽を作ってくれる人たちへのリスペクトでもあるわけで。最近は車での再生もUSBメモリ経由でMP3再生だったりもするんでほんとCDで購入する理由が減ってきました。もっとこう、ダウンロード販売の種類が増えてくれればなあって思います。
VOL995:平成30年01月15日:新作アニメ
○久々にカメラを引き出してみた
 去年はいろいろと環境が変わりすぎたりいろいろあって全然撮影しなかったのですが、やっとこさ新環境での生活ペースが分かってきたのもあり、今年はちょっと撮ろうと思ってカメラを引き出してきました。年末の機材チェックでヤバい状態のレンズがごろごろ見つかったのは結構ショックでしたがねえ。とりあえず二眼レフはMinoltaflexIII、一眼レフはX-500銀を持ち出していろいろとってみたんですが、いやまあ撮り方そのものをすっかり忘れています。あと、MinoltafelxIIIはどうやらレンズがくたばってる可能性が微レ存なので、こっちはレンズOHが必要か、もしくは代品探してニコイチか?ってところです。また、年始に時間があったので鉄砲玉号を撮影したポジが帰ってきたりもしたのですが、やっぱポジはCCDデジタル一眼レフ以上にコントラストに気を使わないとダメだなって思った次第です。状況があれだったのでウォーム・エンハンサー入れたほうがよかったかも?なんて思ったり、思わなかったり。
 
○そして久々のスキャン
 いやー、まずスキャナのソフトのUIを一時忘れてしまって思い出すのに苦労をしましたよ。あと、ついでに現像したフィルムが何本かあったのですが、それが全部2016年の嵐山花灯路の写真だったのは、我ながらあきれ返りました。1つすごいなって思ったのは1夏超えてるフィルムなのに発色がちゃんとしてたこと。富士フイルムのポジってこういうところが本当にすごいんですよ。これがコダックだとどうにもなりませんからね。ってまあそれはともかくとして、こっちは撮影したカメラがマミヤC300、レンズはDS105mmF3.5がメインなんですが、なんというか発色もヌケも解像度もけた違いで毎回驚かされます。腕が全然追いついてないのがねえ……。今年はぼちぼちと20本くらいは撮れればいいかなぁって思っています。そろそろ本格的にモノクロにも復帰したいですしね。
 
○今季の新アニメの続き
 ぼちぼちと新作の1話が出そろってきて取捨選択が始まっています。とりあえず継続決定はCCさくらは当然として、ゆるキャン、スロウスタート、三ツ星カラーズ、刀使ノ巫女、宇宙より遠い場所、グランクレスト戦記、りゅうおうのおしごと!あたりですね。それ以外のは暇つぶしのBGV用程度かなあってところです。シンカリオンはなんか初音ミクが出てくるというのでミクが出てくるあたりまではとりあえず見ておこうって感じです。なんせ絵柄もミク(11歳)なら中の人まで藤田咲なので本気度が違いすぎます。情報を仕入れず見てみた中で三ツ星カラーズに関しては「これなんで深夜枠?」って感じですね。昔なら平日夕方や19時代にやってても可笑しくない内容とノリです。絵柄的には正直なところ「上野で3人でやる苺ましまろ」とも言えなくもないんですが、いやしかし。あとこのアニメ、ナニゲに本気度が違うなって思うのは、とりあえず2回放送分で毎回かならず登場人物の服装が違うことです。毎話というかAパートとBパートだったり、Bパートの前後ですら服が変わってて話中で別の日なら必ず別の服を着てる有様。これは色彩設定さん大変だなぁって思いました。カードキャプターさくらでも私服が毎回必ず変わるっていうのをやってたのですが、ありゃーNHKですからねえ。
 
 前情報で気になってたけど見始めたらBGV行になったのはからかい上手の高木さん。高木さんのかわいさだけで押してるところがあってなんかうん、なんかです。まあ結局は高木さんにいじられてばっかりだけど高木さんが気になって仕方がない西片君を見て楽しむアニメなんで、そういうのあまり好きじゃなかった自分としては……ですね。それでも最終的に結婚してるんだから西片君ってドエムなんだろうねえ。京アニの新作はほんとビミョー。なぜこの題材を選んだ……って感じです。ポプテピピックに関しては「これ15分枠どころか5分枠でええんちゃう」レベル。人類には早すぎた作品でした。ほかの奴で1話で放り投げた奴はもう録画自体を止めちゃってるので反応できません。まあ言及してないってことは見てないってところですね。ってメルヘン・メドヘンに関しては今後期待なので保留枠です。
VOL994:平成30年01月08日:ナビの地図が読めない!
○ASUSのZenPad8 Z380Mのトラブル
去年の秋口から車載カーナビの端末をNEXUS7(2012)からZenPadZ380Mに変えています。で、つい最近なんですがASUSからシステムアップデートが掛かりました。まあ単純なOSのアップデートだろうと高をくくっていたわけですが、先日ちょっと本家に用事があって鉄砲玉号でお出かけしつつカーナビとして使おうとしたところ……MapFanが起動すれども地図が読めないって状態になっていました。これは結構ガッデムです。んで、帰宅後に1つずつ順に検証していきます。まず最初にやったのはオフライン用のダウンロード地図の削除。でもこれはやってもオンライン地図を読み込めないので違いました。で、とりあえずアプリ自体をいったん削除してから再インストールしてみたところ、正常に稼働するようになりました。これ、分からずに動かなくなったって騒ぐ人が出てきそう。また、GooglePlayのレビューを見ていると、たとえば古い端末で使って動かないという人、激安中華タブで文句を言う人、そもそもGPS内蔵されてないFireHDでケチをつけてる人、オフライン地図をDLした後に地図参照の切り替えをせずに「携帯圏外で地図が出ない」と吼えてる人など、文面をよく読むといろいろと見えてきますねえ。

○鉄砲玉号でライトに雪遊び
 3日ですが、定例の友人宅の年始会にいってきました。といっても天候がアレゲだったのと体調もアレゲだったのでとりあえず鉄砲玉号でいってみました。で、この際だし雪遊びもしてやろう、と。往路はR423から野間峠、逢坂峠と繋いで走ってみました。往路は昼過ぎだったのもあって降雪はあっても積雪がなく結構残念でした。で、帰り道。なんかもう1山超えたら積もってるという情報を得て瑠璃渓から日吉方面をぐるっと夜中に回ってみたのですが、いやーこれが積もってる積もってる。そしてスタッドレスなのに結構飛ばしててもちゃんと車体にグリップがあって、しかも色々やってもコントロールが追従してきます。車体が軽い上に足回りの変更でグリップが上がっており、車体剛性が上がっててコントローラブルっていう鉄砲玉号の現状を見事に表していました。やり過ぎるとフロントからすっぽ抜けそうなんでほどほどには自重したのですが、久々の雪山遊びは楽しかったです。今年は例年になく寒いのでもっとガンガン積雪しそうなので、そのうち美山に雪景色撮影とかもいってみようと思っています。
 
○モータースポーツ遊びと都市環境
 関東からこっちに連れてきた友人ての人Pが先日、「阪神間って家賃安い、駐車場安い、バイクを置こうと思えばトランクルームも安い、フィールドに行くのに渋滞に掛からなくて済む、そして通勤が短くて混雑してなくて楽で近い。ただし採用側の感覚があまりにもゼニゲバすぎるのが最大の欠点」と評していました。一方で岐阜から千葉に数年前に転勤したバイク仲間のはらぼうPは「仕事をしてヲタク活動をするには首都圏は最高なんだけどバイクや車などエンジン物を維持するには趣味に高くつく地域」と評していました。これ、見てて本当に思うんですよ。今の最大の問題点は京阪神の場合、昔ながらの「損して得とれ」な浪速商人がこの20年で息絶えてしまい、生き残ったのが不況に強いゼニゲバな近江商人と阿波商人で、その流れをくむ人材会社ばっかりが生き残ってる点です。生活環境自体は東北出身のての人がなじむ程度に悪くないってのに、採用側のやり方があの汚い手口で、とにかく人件費は徹底的に削ろうって状態です。多分、地方でもちゃんと収入が得られ、休暇も取得しやすい社会になれば、地方の会社で働く人も増えて地方も活性化していくんじゃないかなって思います。
 
○今季アニメが始まりましたが
 とりあえずカードキャプターさくらの新シリーズが無双過ぎて何もいうことがないくらい素晴らしいです!って感じの今期のアニメです。とりあえず1話の冒頭のっけから新作からの視聴者を全力で置いてきぼりにしてて、全体の話の作りや音楽、絵柄、何をとってもあくまでも「20年越しに前作の続きをそのまま作りました」を踏襲してるんですよ。これは驚きに値しました。1つ残念だったのが川上とも子さんが亡くなってしまっており、彼女が担当していたキャラは結局は「中学進学時に他校へ進学した」と扱われていたこと。なんせ基本的に声優までさくらカード編までと全く同じなんで仕方がないっちゃー仕方がありませんが、やっぱり残念でした。基本的に今季一番気になるアニメ作品ですね。
VOL993:平成30年01月01日:あけましておめでとうございます
 あけましておめでとうございます。本年もユルユルとお願いします。

○行く年
 例年だと前回の日記にこっちを入れてるんですが、今年はカレンダーの都合で1月1日が月曜日だったのもあり、こっちで逝く年狂う年、じゃなくて行く年くる年って感じでレッツらゴー!
 
 まずは昨年のトピックスですね。
 
 1.訓練校、無事6か月の訓練をいい成績で修了
 2.訓練校経由で指名求人をもらい正社員として採用される
 3.廃ゼットさんを友人に譲渡
 4.代わりにAK11マーチG#のMTなんていうおもちゃをゲット
 
 あ、終わっちゃった。昨年は正社員になって1年目で半分試用期間みたいな感じなのもあり、また会社の文化がよくわからないのもあっていろいろ大人しくしていました。まあおかげでまともに有給が使えないってことが分かってきたので自重する方向ですね。一方で中小企業なのに恐ろしく面倒見が良くて従業員をなかなか見放さないというホワイトさがあり、少なくとも電子回路技術者としてある程度のレベルに達するまでは面倒を見てもらおうと思っています。給与も中小企業としてはまーまー悪くありませんしね。K11マーチは最初は白い弾丸号といっていたのにみずにーが「それ鉄砲玉やん」と言ったことから鉄砲玉号となっちゃいました。K11系3ドア特有のあの旋回性に加え、ニスモのサスキットとスタビライザー、クスコのリアタワーバーという組み合わせのおかげでFFにしてはあり得ないレベルのコーナリングマシンに仕上がっています。また、1350ccもあるのでトルクもあり、弾丸コンパクトと化しました。もうちょっと手直しが必要だったり、前オーナーが付けた謎電装が多すぎてこの辺の始末が課題かなあ。まあそんなわけで、昨年はここ10年では珍しく波乱もなく、趣味以外が充実した1年間でした。趣味は車買ったくらいですからね。
 
○来る年
 で、本年です。
 とりあえず仕事のペースやパターンが分かってきたし、今年は昨年と違って土曜出勤もほとんどありませんから、ぼちぼちと撮影のほうは復活していきたいと考えています。昨年はほんと写欲が沸かなかったことと天候と日程が合わなかったこともあり、桜も紅葉も撮ってません。また、スナップに関してもここしばらくあまり撮っていませんでしたが、昨年SIGMA12-24mmEX-DGなんて手に入れてますし、今年はもうちょっとちゃんと撮影していこうと思っています。あとはまあぼちぼちですね。4月に予定しているカフェアルファ関係向けマグロ会の幹事活動はちゃんとやらんとなあってところです。
 
○昨年末での機材チェックで……
 昨年末、そろそろ本格的にいろいろチェックして再始動せねばならんと思い、片っ端からレンズを点検していたのですが、常用外のレンズで1本、常用内のレンズで1本、それぞれNGが出ちゃいました。といってもどちらも元ジャンクなのですが。1本はMD ZOOM-ROKKOR 35-70mmF3.5でミノルタXD/XEの時代にライカにOEMされてバリオエルマー35-70/3.5として売られてたレンズです。最短1.5mとマジで使い物にならないレンズでした。元々ジャンクとしてNMD28/2.8のオマケでもらった奴だし長らく使ってなかったので悔いはありません。もう1本が結構深刻で、こっちはMC TELE-ROKKOR200mmF3.5、紅葉撮影の主力レンズです。友人のところから到来したときにすでにヤられていた中球のカビが復活したようで、こちらはヘリコイドの組み間違いもあるのでそろそろ見捨ててほかの個体をゲットかなあってところです。とりあえずは蓮のシーズンまでには何とかしたいですね。NewMD70-210mmF4という実用性の高いズームをおととし新品不良在庫品をゲットしてるんでそれほどめちゃくちゃは急がないんですが、MC200/3.5はヌケの良さが全然違うんで持っておきたい1本なんですよ。
VOL992:平成29年12月24日:日本人ってほんと……
○日本人がいまだに前時代的なポイント
 とある自動車事故の裁判なんですが、薬の影響でまっすぐ運転できない状況で車を運転し小学生の集団登校の列に突っ込み数人を大けがさせたって奴です。普通に考えると危険運転致傷罪で有罪判決なのですが、なぜか検察が変な訴因を設定し、裁判所がなぜか訴因変更を提案せず、その結果検察が起訴した訴因については無罪という判決が出ました。訴因が変、変な訴因を変更しなかった、この2点については今回は別問題としてさておき、日本人の日本人たる所以がここにあると思ったのは、当該裁判を扱った記事のヤフーコメントでした。結構多く見られたのが「裁判があまりにも機械的で腑に落ちない」という点です。これ、すごく危険なんですよ。日本人って何か判断するのに感情論は抜きにして判断しなければならないことに、なぜか感情論を持ち出して判断し、結果的に不条理を生み出しているわけのわからない民族です。この裁判については裁判官は私は正しい判断をしていると思います。検察が起訴した訴因に対して判断し、それに対して行われた弁護側の反証・反論について中立的に判断した結果、裁判所の判断は「間違った訴因で起訴していなければ有罪にできたんだけどその訴因だと無罪」というものでした。私はこの裁判の判断は真っ当であると思います。本来有罪にできるはずの被告を有罪にできなかったのは訴因の設定が間違えていたからで、間違えた訴因に対して明確に弁護士は無罪を証明し、それに従い裁判官は無罪を下した。裁判官の判断は心証を交えず訴因に対する事実関係のみで行われた、何もおかしい点はありません
 
 日本でよくあるのは「中立公平に判断するべき事象に心理的判断材料を持ち込んで心証だけで賞罰を決定する」という奴です。その最たる例が小学校の学級会での弾劾行為です。小学校での終わりの会だの学級会だので「○○君の行動について」って児童同士でディスカッションさせて弾劾させるあれなんですが、大多数の教員は子供の発言をコントロールできず、証拠の積み立てなしに思い込みと感情論だけで被告たる児童を他の児童から徹底的に攻撃させてしまうことがほとんどです。こういう教育を受けて育った奴が長じた挙句に出てくるのが先述のような考え方で、日本人が何かを判断するときに中立性に対して感情論が上回って機械的判断を下しにくいところはここにあるんじゃないかと思うんです。感情論で間違った判断でボロッカスになった最たる例が戦時中の諸々ですね。また、現代だと心証が機械的判断を上回っている例の1つが痴漢冤罪。捕まったら最後必ず有罪にされる奴です。こういう不幸な裁判を減らすためにも日本人はもっとこの手の判断の切り分けを教育する必要があるんじゃないかって思います。
 
○レンズの定期点検にて
 残念ながらさようなら確定のレンズが出てきました。2本なんですが2本ともジャンク扱いで拾ったレンズなので致し方なしです。1本はMD ZOOM-ROKKOR 35-70oF3.5の初期型で、元々梅田フォトで売れ残りだったNewMD28mmF2.8後期型を買ったときにオマケで1000円でもらってきた奴。何年もたなざらしで処分に困った奴だそう。もう1本はMC TELE-ROKKOR200mmF3.5の中期型。これはくまんのところから来たやつとモトコーで拾ったジャンクをニコイチにした奴。どっちもジャンク由来なので20年近く使えたことはラッキーですが、さすがにMC200/3.5は花撮りの主力レンズなのでくたばると結構キツいです。てなわけでMC200/3.5については代替品の物色を開始することにしました。まあもう一度真ん中で分解すればなんとか起こせるんですがねえ。なんせ今年は今の会社に入ってからほとんど撮っていません。基本的に祝日休日は出勤なのもあって天候が悪くてヤル気が沸かなければ撮りにすらいかない年だったので、本当にSRマウントは使ってないんですよ。撮りに行っても面倒くさがってα-7ばっかりでした。春先にSIGMA12-24oEX-DGを手に入れたのもα-7の主戦力化に拍車をかけた感じです。来年はもーちょっとSRレンズもかまってあげようと思います。
 
○走るペースのお話
 ちょくちょく言われるのが「結構飛ばしてる方に見えるのになんでそんなに燃費が伸びるの?」ってのです。答えは簡単、伸びるように工夫して走ってるからです。高速道路の場合ですが、基本的に大きな加減速をなるべく避ける方向で走っています。高速道路の場合、一時的にぶっ飛ばしつつ何度も前に詰まってを繰り返して走っても、ある程度のペースを維持して流れを利用しながら淡々と走ったとしても、200km走ってランタイムは10分も縮まりません。せいぜいが5分程度です。だからハナから10台程度向こうまで動きや車間をみつつ、極力1q=1mのつもりで教科書通りの車間を確保しながら走っています。遅い車に追いついた時にべったりついてしまうと向こうがヘンに頑張りますし、相手の速度分思いっきり減速する必要がありますので、彼我の速度差をある程度に抑えながら抜きどころを探し、そこで速度差を維持しながら追いついて抜くようにしています。これで無駄な加減速が減るので燃費が伸びます。また、一般道の場合も同じで、下手に追いついてしまった場合、特に谷筋の左側を走っているなら谷沿いの道の300〜400m向こうを見通せる位置で対向を確認し、自分の位置との間に対向車がいなければ通常の中央線なら一旦車間を開けて2段ギアを落として一気に抜いています。巡航中は直線はほどほど、コーナーは極力速度維持で旋回しています。要するに速度変化を減らせばそれだけ加減速量が減るんで燃費が伸びますよっていうことです。また、べた付きをしなくなるので事故の可能性も減らせますので、遅い車がいればつい真後ろのべったりついてしまう癖がある人は暫くは意識的にべた付きをしない訓練をされてはどうですかね。
VOL991:平成29年12月18日:ほら風化した
「ピクニックだっ!」(ばさっ
「CMネタはすぐ風化するぞ」
「お米だけでもおいしいわ……」
「ほら風化した」
80年代ですでにゆうきまさみ先生が指摘していたネタですね。

○メッセンジャーと時代
 なんか面白い記事を読んだんですが、20代半ば前後の奴らで時代の先っぽにいるようなのはとっくにLINEを見限っていて、いまやインスタのDM機能がその代りを担っているとかなんとか。少し前に「楽曲の歌詞やアニメの表現にLINEを使っても遠からずすたれてポケベルのような存在になるぞ」というネタがtwitterで上がっていたのですが、既にまさにその状態に向かいつつあるってのがいろいろと考えさせられるところです。で、いまだにLINEを熱烈に愛用してるのはどの世代かというと、大人になって2000年代になってからメッセンジャーソフトなどと遭遇した30代半ばから上の親世代だとか。基本タダ、連絡の即時性、同報機能の充実などが昔のPC用メッセンジャーソフトに近い感覚で、通信費が増えることもないので親世代としてはラッキーそのものって感じらしいです。また、そういう親世代に引っ張られて連絡手段の使い方が古い奴を脱落組と嘲笑したりしているって話もあって、日本人ってほんとグルーピングして差別するの大好きだなぁっていうところもうーん……って感じでした。
 
○不安と間違い
 うちの白い弾丸号や鉄砲玉号と言われてるK11マーチですが、前オーナーはMOMOに交換していた関係でエアバッグ警告灯キャンセラーが追加されていました。私自身はMOMOである必要がないこと、ハンドルの形状や直径、太さが純正のほうが性に合ってること、エアバッグついてるほうがいろいろ安心ってのもあることなどからノーマルに戻しています。で、余ったのがエアバッグ警告灯キャンセラー。コネクタは確かにモレックスかTEかフェニックスあたりの車両用専用品なんですが、どう考えても中身すっからかんのショボい製品っぽいのですよ。そこで会社のLCRメーターで測ってみたところ、抵抗値0.5Ω、インダクタンス2.4uHという結果でした。でまあ、いまさらながらググって検索してみたのですが、どうもこの中身、元々のエアバッグが持ってる抵抗値と同じ値の抵抗をかませてシャント電流がちゃんと流れるようにしてあるだけっぽいんです。じゃあなんでインダクタンスがあんなに派手に検出されるのかってーと、流れる電流量が結構あるので巻き線電力抵抗が入ってるからですよ。まあ中身さえわかれば自作できますよね。
 
 で、自作した奴はいるんだろうなって思ったら出るわ出るわみん○らの記事が。その中で結構間違えた工作をしている記事があったので気になったのが本項目ってわけですよ。前ふりが長すぎるねん(笑)。気になったのは圧着端子の取り扱いです。結構多く見られたのが「ギボシを圧着しただけなのが不安なので半田を流しました」という記載です。実はこれ、最悪の悪手だったりします。というのも圧着端子というのはケーブルサイズに対して正しい端子を選び、正しい工具で正しく圧着しているとはんだ付けと変わらないくらいしっかりと接合されます。ここにはんだを流してしまうと撚り銅線の細い素線1本ずつがはんだと合金化してしまい脆くなるうえにしなやかさも失われてしまうので折れやすくなっちゃうわけです。だから圧着端子にはんだを流すのは間違いなんです。日本人ってこういうちょっとした不安から間違えた作業や工程を正当化しすぎなんですよねえ。
 
○スタッドレスタイヤに交換する意義
 よく、攝津國在住でしかも大阪平野だから雪が降らないのになんでスタッドレスに変えるのってのを言われます。これ、別に雪対策でやってるわけじゃなくて、1.タイヤの動作温度の問題、2.不意の凍結の経験値からの問題、の2点で変えています。オートバイで年がら年中走ってたりサーキットを走ってたりする人は特に1.のことはよく知ってると思うのですが、タイヤには動作温度ってのがありまして、たとえSBRゴムやBRゴムのTgが恐ろしく低かったとしても、タイヤのゴムがタイヤとして機能する温度というのが決まっててそれを動作温度っていうんですよ。ダンロップのアンビートンっていう二輪用タイヤの中にジムカーナ向けに異様に低い動作温度の奴があるのは有名ですね。で、以前に読んだどっかのタイヤメーカーのレポートでもこの辺が言及されていて、夏タイヤのままで一般道を普通に走ってタイヤの温度が動作温度に達するために必要な路面温度の限界点が4度前後にあるそうです。ですので、路面温度が4度を下回るような状況で走る場合、たとえ降雪がなくともスタッドレスに履き替えたほうが安全ということです。スタッドレスタイヤはもっと低温でもグリップが得られるように動作温度はかなり低温に設定されていますからね。また、2.の不意の凍結ですが、これまた嫌なことに4度くらいに閾値が存在します。水は0度で凍るんちゃうんかって言う人、経験値足りてません。屋外の水は3〜4度程度の外気温でも風が吹いていれば凍ります。2度なら確実に凍結します。K11マーチを11月末にスタッドレスに履き替えてすぐ遭遇した案件ですが、とある峠道を真夜中に帰宅するために走行中、晴れ渡っていましたが外気温は-1度程度まで落ち込んでおり、部分的に湧水が流れたところで凍結が起きていました。また、鉄の橋げたの上にコンクリートの路盤を貼ったような構造の橋梁の場合、4度前後でも風が常に吹き抜けていると路面凍結します。ですので、夏タイヤでイナフではなく、冬になればスタッドレスタイヤを履いたほうが安全なのですよ。
 
○ちょっとは調べろよ
 土曜日、twitterを眺めていると結構間抜けでアホなツイートが流れてきました。曰く、日本では現金決済オンリーの某ラーメンチェーン店が海外進出したらカード決済可能になってるのは、日本人には不自由を押し付けてるくせに税金で海外進出(政府の支援事業で進出しています)したら海外には手軽なサービスするのかよ!っていう内容でした。実に不勉強で背景を考えない発言だなぁって失笑ものでした。これ、単純に考えて通貨の信用性や通貨利用方法の問題、カード決済システムにまつわる費用の問題でしかありません。まず、日本の場合ですが、貨幣の偽造が極端に少なく貨幣信頼性が高いこと、貨幣利用がいまだ現金が主であること、これらが背景にあり1回支払毎のカード支払手数料が結構高く、さらに毎月のシステム利用料も高いので、1食の単価が低いラーメン店で独立店舗の場合はカード決済を置くメリットがないのです。一方で海外は偽造貨幣も多く貨幣の偽造チェックするくらいならカードで決済してもらったほうが確実というのもありカード決済化が早くから進んでいます。ですので、あちらの貨幣利用習慣に合わせるとカード決済を主にしたほうがいいわけです。日本人にデメリットを強いているわけではなく、むしろこの場合、カード利用主義者である投稿主が便利なようにあらゆる商店はカード決済を備えろと言ってるだけに過ぎないわけです。最近はこの手の「俺が不便だからお前ら俺の便利なようにしろ、俺はお客様だ」という人が増えて本当にダメな国に育ったなーって実感できますね。
(C)H28/29 Takayuki Kazahaya