私家版 SR-T101の使い方 |
○撮影の準備1:レンズの脱着 |

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ボディとレンズが別々になっている場合、まずレンズをボディに取り付けなければいけません。SR-T101で使えるレンズは下記の系列もしくはそれに順ずる社外品レンズになります。
ミノルタSRバヨネットマウント
→AUTO ROKKORシリーズ
→MC ROKKORシリーズ
→MD ROKKORシリーズ
→MINOLTA MDシリーズ
要するにSRバヨネットマウントのレンズならなんでも使えてしまう事になります。ただし、詳細については後述しますが、AUTO
ROKKORシリーズでは開放測光機能が使えなくなります。
○レンズの装着
レンズの装着ですが、レンズ側の装着指標を探します。純正レンズの多くはレンズのマウント側を探せば鏡筒に刻まれています。社外品のレンズの多くはマウント面に刻まれています。このレンズ側の装着指標とボディ側の装着指標が合うところでレンズをマウントに挿入し、向かって右にカチっと音がするまでひねるとレンズが固定されます。レンズが固定された時点で下写真のように、被写界深度指標が真上にきているのが正解です。
○レンズの取り外し
レンズの取り外しはマウント右脇にあるレンズ取り外しレバーを右にスライドさせ、その状態を維持したままレンズ全体を持って左に回転させます。するとレンズが左に回転し、マウントから外れます。取り外しレバーがちゃんと押されていない場合はレンズが外れません。 |
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○撮影の準備2:フィルムの装填 |

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SR-T101で使えるフィルムはいわゆるライカ版や135版といわれるもので、極普通に売られているフィルムです。カラーだろうがモノクロだろうが135版に準拠したフィルムであれば何でも突っ込むことは可能です。
私のSR-T101は極初期型モデルのため、フィルム巻取り機構が左写真のように2型以降のものとは違っています。1型と2型以降の見分け方は簡単、シャッターダイアルが銀ボディでも黒い個体が1型です。
1型でのフィルムの装填は巻き取り軸にあるスリットにフィルムのベロを突っ込み、巻き上げる事で行います。2型以降のSR-T101や多くのMF一眼レフは巻き取り軸の根元にあるカプラーにフィルムのベロを突っ込み、巻き上げることでフィルムを装填します。
巻き上げ操作を行い、ちゃんとフィルムが巻き取り軸へと巻き込まれることを確認したらまき戻しノブを操作してフィルムの弛みをとり、裏蓋をキッチリしめます。そして1度空シャッターを切り、また巻き上げます。この操作を繰り返し、巻き上げレバー右脇にあるフィルムカウンターが1の手前を示した時点で装填完了です。この初期巻き上げ操作のさいに巻き戻しノブが回転している事を確認します。
ところで多くのサイトや説明書では「カウントに1が出るまで巻き上げる」と書いてありますが、個人的にはフィルム装填時はカウント0(もしくは1の手前)で留めて置くことをオススメします。特に機械式シャッター機の場合、シャッター幕の走行の動力源はばねです。フィルムを巻き上げた状態のままにするということはシャッターのばねが伸びた状態にしておくということです。これはシャッター速度の精度に関わるので、特に古いカメラを使う場合は避けたほうが良いと私は考えます。それにシャッターボタンの誤操作防止にもなりますし。 |
(C)1998/2001 Takayuki Kazahaya |
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