私家版 SR-T101の使い方
○撮影終了後の操作

 
 フィルムが36枚目まで行くと、その時点で巻き戻すほうが無難です。36枚を過ぎても1カットか2カットは取れますが、巻き上げ途中で止まっちゃった場合、無理に巻き上げレバーを操作するとフィルムやカメラを破損する原因になります。絶対に止めてください。てかできる限り1コマもったいなくても36枚目で巻き戻してください。

 巻き戻しはまず、電池蓋のすぐ脇にある巻き戻しボタンを押し込むところから始めます。このボタンを押し下げ、巻き戻しノブに付いてるハンドルを起こし、矢印方向に回転させるとフィルムの巻き上げが開始されます。最後に軽い引っ掛かりとともにブツっという感覚があれば、フィルムのベロが巻き上げ軸から外れた証拠。そこから5回転ほど巻き上げノブのハンドルを回してあげるとフィルムが完全にパトローネ内に巻き込まれます。

 ここまで巻き戻してはじめて巻き戻しノブを引き上げ、裏蓋をあけてパトローネを取り出します。これでフィルムの抜き取り完了です。
○その他の機能1:ストロボ接点
もちろんですがストロボが使えます。のみならず、フラッシュも使えます。

マウント脇にあるこの2つの接点がストロボ・フラッシュ接点で、FPとかかれたほうがフラッシュバルブ用、Xとかかれたほうがストロボ用です。

FP接点側には昔のボンって光るフラッシュバルブやFP級というタイプのストロボをつなぎます。1/30s以下でないとつかえないんだったカナ。

X接点側には普通に売られているストロボがつながります。ただし最近のストロボにはシンクロコードが付いてないので、エツミなどから出ているアダプタコードを介しての利用になります。
○その他の機能2:セルフタイマー、ミラーアップ、プレビュー
○ミラーアップ
一部の広角レンズでマウント面よりレンズが後に飛び出しているものがあります。そういうレンズを装着するためにミラーが上がったままの状態にする機能があります。このレバーを操作することでミラーが上がった状態(ミラーアップ)にできます。

○セルフタイマー
シャッターを巻き上げ、このレバーを左に倒し、レバーの裏のボタンを押すことで10秒のセルフタイマーを使用することが出来ます。

○プレビューボタン
絞りの効果がどれほど出ているかを確認することが出来ます。ただしこのボタン、シャッターを巻き上げていないと動きません。また、露出計の項でも触れましたが、このボタンを操作すると露出計の電源が遮断されます。
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