割れた受光球の修復 |
スタジオデラックスやスタジオSのヒモって経年劣化でぶっつりと突然切れちゃいます。私のスタジオSもその例外から外れていませんでして、世間は毛唐の祭の尻馬に乗ったチョコ売りさばきデーにあふれ返っている2006年2月14日、ぶつっと切れてしまいました。切れた衝撃で革ケースの中ではなんと受光球が割れちゃったのです。がーん。
まぁスタデラの受光球を部品で取り寄せちゃえば終わりなんですが、その気になれば直せるモノを持ってるんだし買うのはもったいないってことで、さっそく帰宅後にやってみました。 |

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いやもー見事にぱっくり割れてしまってます。ここまで割れたら普通は諦めるのですが、貧乏フルカウルバイク乗りは早々諦めません。だって治っちゃうんだもん。
そんなわけで現場で部品を全部拾い集めて帰ってきます。微妙に足らない程度は構いませんが出来る限り全部回収してくることが肝要です。
集めてきたら仮組みし、部品のあわせ面をヤスリでけずって面取りしていきます。全部ちゃんと面取りし終わったら組み立てし、養生テープやセロテープなどでしっかり仮固定していきます。 |

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そこまで済むと登場するのがこれ、貧乏バイカーの強力な味方、プラリペアです。こいつ、実は最近のプラカメラの修理にも絶大な威力を発揮しまして、割れてしまったABS製の外装やフードなども簡単に補修できちゃうのです。使い方はメーカーさんのサイトをググって調べてください。
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実はこのプラリペアの溶媒が死ぬほどくさいのです。そのくささに耐えつつなんとか完成したのがこれ。結構ちゃんとひっついてますよ。上手にやりゃ割れる前よりも強力になっちゃうこともあります。
多少曇りというか減光しちゃうので露出数値に影響が出るとは思いますが、ぶっちゃけポジを使うのではない限りは問題ない範囲内だと思います。こいつが必要なカメラもKiev4、Zorki-4、ミノルタコードとこれまたアバウトなボディばっかりですからねぇ。
そんなこんなでいかがだったでしょうか?すでに白いプラリペアを持ってる人には有効な手段だと思うんですけどね。 |
(C)1998/2006 Takayuki Kazahaya |
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