

|
OLYMPUS XAシリーズの2番手ってか3番手くらいかな。初代XAは絞り優先AEと二重像合致式距離計、+1.5EVの露出補正を備えた、ユーザーの意思で表現を色々変えられる仕様でしたが、XA2は距離計を廃止し3焦点式に、露出は自動露出だけ、露出補正は廃止という割り切りっぷりでコストダウンを図った機種です。基本的な構造やデザインは同じなので見た目の差はほとんどありません。
レンズはXAと違い、35mmF3.5。描写は初代XAのF.Zuiko35mmF2.8よりさらにシャープに改良されていますが、開放状態でも3焦点式でそれなりにピンが来るような設計になっています。露出制御は絞込み優先型でISO400設定でも曇天の屋外やアーケードの下などでは平然と手ぶれ警告表示が点灯しちゃいます。
レンズバリアを閉じる際に強制的に中距離焦点設定になったり、露出制御をすっぱりカメラ任せにしたり、XAに比べて速写性を求めたスナップ向けカメラとなっています。レンズ描写や速写性でXAよりXA2・XA3のほうがいいという人もいっぱいいますが、自分で表現制御が出来るし描写に致命的な差はないからXAのほうがいいという人もいます。個人的には絞り優先AEのXAのほうが好きですがツーリング時のサブカメラとしてナニゲに重宝しています。ストロボなしなら4000円以下の捨て値でゴロゴロしていますので見かけたら1つ抑えておくのも良いでしょう。ちなみにこの個体、なんと梅田の中古店の店頭で委託品1900円だったシロモノだったりします。 |