白鹿記念酒造博物館
収蔵物展示館外観 というわけで西宮浜のすぐそばにある、白鹿記念酒造博物館の外観です。こちらでは白鹿のオーナーの辰馬家に代々伝わる各種品物やかつての酒屋の看板、台帳など、歴史的資料を展示してあります。

中には昭和1桁のころの瓶詰めのお酒が中身まで当時そのままで展示してあったり、非常に興味深かったです。
こちらがその展示場内部。今回取材に行ったときは秋季展として「暮らしの美〜うつわに盛る〜」というテーマをやってました。さまざまな食器などを展示してました。平日に行くと本当に閑散としていて、江戸時代からの職人の技ともいうべき工芸品を静かに鑑賞したい方には非常にうってつけです。 展示場内部
酒蔵館の昔の鬼瓦 現在の酒蔵館は明治9年に建てられたもので、これは震災で倒壊する前に蔵の屋根に取り付けられていたかわらです。以前の酒蔵館は展示館のすぐ西隣にあり、煉瓦造りの明治15年建築のものでしたが震災で全壊してしまいました。煉瓦造りだったおかげで建て直すことができなかったらしいです。
で、こちらが現在の酒蔵館。こちらは倒壊したものの、構造上なんとか復旧することが可能だったため、鉄骨などで補強して再建されました。内部では酒造の歴史を実際に使われていた道具類を利用して説明してあります。

なおこれが倒壊したおかげで以前の釜場の跡が2箇所発見され、それを発掘した結果なども見ることができます。

出入り口にあるお店では冷酒や奈良漬、酒饅頭などを購入することができます。
酒蔵館の酒蔵外観
取材車両:’91DT200WR
撮影器材:CASIO QV−11
資料提供:白鹿記念酒造博物館
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