2021/03/14 内装3段変速機付自転車の後輪交換
 京都勤務時代や大津勤務時代、自転車で駅まで通うのに使っていた軽快車ですが、その後はバイク通勤だったりバスだったりで都合4年くらい使っていませんでした。自転車通勤時代にスポークの折損が発生し、そこから連鎖的に他のスポークも折れてしまい、最終的にリムが曲がってることまでは分かっていました。が、勤務先は同じながら4月から通勤経路が変わり自転車通勤が復活するのに伴いリアホイールを修理することにしました。

 で、当初は自分でリムを組み替えるつもりだったのですが、どうも調べているとホームセンターなどで普通にリアホイールAssyが売られているということが分かりました。リムとスポークだけで5000円超えてくるんですが、Assyで売ってるお値段が概ね6000〜7000円ってことで、これだったらわざわざ買うよりAssy買ったほうが安いわと。というわけで地元の島忠のサイクル売り場で「27インチのシマノの内装変速3段、ローラーブレーキ仕様のリアホイールAssyありますか?」って聞いたところ在庫有り。税込7000円弱でした。というわけでお買い上げ。ついでにトレッドが剥離しかけてたので新品タイヤと、あと多分経年劣化で外したときに切れることが目に見えているリムバンドも購入しました。
 
 こんな記事をヒッカケにくるような人は大体みんなそれなりに自転車が触れるものとして色々すっ飛ばして記事にしていますが、まずセオリー通りにリアホイールを外します。販売されているホイールAssyにはリアブレーキはついてないので元のホイールからリアブレーキも外すのですが、ローラーブレーキの場合はチョロいです。ローラーブレーキを抑えてる17mm角のナットを外せば簡単に外れます。


 
 また、スプロケットも移植することになります。内装変速機付の場合、普通の軽快車と違い、ハブ側にフリーラチェットがついています。普通の変速無しの軽快車だったり外装変速な軽快車の場合、ボスフリーといってスプロケット側にフリーラチェットがついています。そのため、スプロケットを外すのにチェーンがじゃらじゃらついたスプロケットリムーバーやロックリングを外すフックレンチが必要になります。しかし、内装変速器の場合、スプロケットはハブにCリングで固定されていますので、これを外すことになります。内装変速器のホイール交換ではおそらくここが唯一にして最大の鬼門になります。


 赤い矢印で示すのがCリングなんですが、これ、φ3mmくらいの鋼線でできたCリングです。リング溝よりリングのほうが直径で2mmくらい小さいのです。外す時はスナップリングプライヤで開いてからドライバでこじれば結構簡単に外れるのですが、問題は取り付けです。私もあの手この手で頑張って取り付けましたが、ここが皆様多分一番苦労するところと思います。

 あとの細かいところは内装変速3段付のタイヤ交換の時のtipsと変わりません。
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