岩城硝子/カリタの簡易ダッチサーバー |
相変わらずメインはペーパーバッグドボン方式でやってるんですが、今年になって岩城硝子とカリタから発売された(銘違いで品物も定価もまったく同じ)簡易式ダッチサーバー「Water
Drip Server」をついカっとなって買ってしまいました。ハンズで2200円で、マケプレとかだと1500円くらいで手に入ります。受器はガラスですが他は全部プラ製でフィルターもプラ。というわけで耐久性や衛生面が若干気になるものの、安くて手入れも簡単、味も結構本格派なんで、個人的には「ありだと思います!」です。
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というわけで中身を引き出したのがこれ。右から水サーバー、フィルターカップ、受器です。フィルターカップは目の細かいナイロン製のフィルタが溶着してあります。これスペアパーツ出してくれないと使い捨てになりそうだなあ。
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豆を秤量して仕込みます。
豆の重量は説明書では「450mLの抽出量に対して40g」とありますが、実際に何バッチか試してみた感触では「500mLの抽出量に30g」で十分すぎるくらいの味に仕上がります。また、私の所で今使っている豆はペーパーバッグドボン方式と同じ配合で、駅前の焼き豆卸専門店のアイスブレンド26g+ハンドドリップ用のブルボン・サントス4gを細挽きにして使っています。この辺は個人の好みなので味は調整してください。本物のダッチサーバーと違って滴下速度は固定されているのでそっちでは味の調整ができません。味の調整は豆の量、豆の粒度、豆の組み合わせでやります。アイスブレンドだけで40gで細挽きだとかなり苦くなります。
で、豆の仕込みが終われば40mL程度の水で豆を全体的に湿らせます。水を垂らしてはかき混ぜるを繰り返して40mLほど突っ込みますが、湿らせた後は「中央部が滴下部に対して盛り上がるように円錐状に」整形するほうがいいです。説明書では平らにせよとありますが、このほうが豆の無駄が減ります。
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抽出中はこんなもんです。右側はいつもの「ドボン」です。ちなみに今年からフィルタバッグが変わっています。
通常だと2時間で抽出完了します。完了したのがこれですが、写真のは1バッチ目の奴なので明らかに「濃い」です。現在のはドボン方式とほぼ同じ色味と味になっています。

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(C)1998(H10) /2015(H27) Takayuki Kazahaya |
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