H25/09/30 たまゆら聖地巡礼 |
所用があって広島に滞在しており、ド平日の月曜に有給が取れているのもあって、大阪に戻る月曜に竹原へ寄り道して行こうと考えていました。実は寄り道自体は考えていてもそれ以外は完全ノープランでして、往路は新幹線利用、復路は極力在来線、という作戦で復路の切符を呉線経由で購入していました。竹原自体は小さな町なのは知っていますし、ターゲットはほぼたまゆら関係のみで駅から徒歩でいける範囲と限定しての訪問なので、概ね3時間半あれば大丈夫だろうと踏んで、下調べゼロで行って参りました。
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冒頭でノープランした調べゼロと書いていましたが、実は竹原に行こうってのだけは早い段階で決めていました。
さて、当日朝は前日遅くまで飲んではいたのですが2次会3次会は辞去して12時過ぎには寝ているので、いつもどおり6時半に起床。まずCF-T7で広島から竹原までの経路を調べていると、今メシ食わずに出て呉線で直接向かうより山陽本線の三原から戻るほうが安いと分かりました。乗変での払い戻し額と三原〜竹原往復運賃で差し引き300円弱の増額なんて知れてます。三原方面の列車の時刻を調べるとまだ時間があるのでサービスの朝食をゆっくり食い散らかしたあとに広電で広島駅まで向かい、急遽広島駅で乗車変更手続きをとりまして、岩国発糸崎経由の播州赤穂行きで三原に向かいました。
月曜朝の通勤時間帯だったせいで瀬野の手前くらいまでは結構混んでいてびっくり出した。この列車の三原までの車内で三原〜竹原の往復切符を購入。〆て480円×2の960円。8時12分広島発に乗って9時過ぎに三原で乗り換えし、竹原についたのは10時20分ごろでした。広島〜三原の車輌はカープラッピングの115系、三原〜竹原の車輌は103系3連(クハ便所付き)でした。ちなみに、8時17分初の呉線広行きで行くと広駅到着が9時20分、そこから三原行きの発車まで1時間まちになり、竹原着が11時半すぎになるところでした。そうそう、これ大事なことですが、たまゆらの聖地巡礼は呉線に乗ることも含まれていますよ。キャラクターが呉線に乗って移動する、というのもキーワードになっていますし、竹原と忠海を聞き間違えて降りて涙目になったちひろちゃんの例もありますから。ちなみに本当に時間帯によっては1時間半に1本になっちゃう呉線ですが、実は日中に竹原へ行くのは時間的にはのぞみで広島駅まで乗車し、広島駅から呉線で来るほうが速い場合が多かったりします。
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さて、竹原駅の改札を出てすぐ目に付くのが、OVAたまゆらやhitotoseでも目に付いた「おかえりなさい」ですね。

MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5 / PRESTO(EI200) / P Mode
実を言うと現地に行くまですっかり存在を忘れていました。また、駅に着いたら真っ先に観光案内所を探そうと思っていたのですが、改札を出て写真1枚撮って顔を上げたら1秒で分かりました。思いっきりhitotose仕様ですからねえ。私ら来訪した数日後に後述する道の駅の看板がもあぐれっしぶ仕様に改装されたそうですが、駅前の案内所の看板はどうなったんでしょうか。
で、ここで観光地図を貰おうとすると、こんな感じの「たまゆら聖地巡礼MAP」なんてモノが用意してありまして、OVAとhitotoseの主要な聖地はほぼ網羅してある恐ろしい便利地図。この時点であとは歩いて撮って食うだけが確定しました。
とりあえず向かったのはhitotoseのオープニングや第6話、もあぐれっしぶ1話冒頭でも出てくる黒浜踏み切りです。駅を出て右手にえっちらおっちら10分も掛からずたどり着きます。途中、浜手方面には三井金属の煙突がでかでかと見える空き地もあったりします。 |
○黒浜踏切
で、黒浜踏み切り。乗ってきた電車の後の列車を待っていると文字通り日が暮れちゃうので、列車なしでちゃちゃっと撮っちゃいました。hitotose6話風にモノクロで、もあぐれっしぶ風にカラーで、って具合ですね。

MINOLTA NewX-700 / NewMD50mmF1.7 / PRESTO(EI200) / F11 / AE

OLYMPUS XA / SPERIA X-TRA 400 / F16 / AE
この背後方向にちょっと山手に行き右に曲がった先に、hitottoseでぽってたちが初詣に行った磯宮八幡神社があります。境内に陶器で出来たももねこ様が置いてあってほっこり。ここからは反時計回りにぽてぽて歩きながら撮っていきました。
○竹原旧市街地の入り口にある日の丸寫真館の旧館

MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5 / PRESTO(EI200) / P Mode
○竹原旧市街にある古い家電店

MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5 / PRESTO(EI200) / P Mode
○ニッカウィスキーの祖ともなった人を輩出した竹鶴

MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5 / PRESTO(EI200) / P Mode
○ぽってたちが良くたむろってる西方寺
左側の絵は「もあぐれっしぶ」のポスターでも使われていましたが、実際にあの構図であの子達を撮影するのは物理的に非常に困難だったりします。そしてこの階段を下った真向かい左手の倉っぽいのが「お好み焼きほぼろ」のモデルとなった「ほり川」さんです。ここ、実はその隣にある醤油蔵のものでして、cafeたまゆらのモデルになったカフェもここがオーナー。ここの4代目さんが全面協力してくれたおかげで竹原密度の濃い作品に仕上がったようです。
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OLYMPUS XA / SPERIA X-Tra 400 / F22 / AE |
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MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5
PRESTO(EI200) / P Mode |
○胡堂とか頼山陽にまつわる史跡とか
ぽってたちの通学シーンとかに出てくる胡堂。実は竹原の旧市街で有名な部分の北端に当たります。じゃあ南端はっていうと、ぽってたちが「私たち展」をやった旧笠井邸です。実は竹原には頼山陽の祖父が住んでいたという土地でして、その当時の屋敷がまだ部分的に残っていたりします。
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MINOLTA NewX-700 / MD ROKKOR 85mmF2
PRESTO(EI200) / F11 / AE |
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MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5
PRESTO(EI200) / F3.5 / AE(+1EV) |
○お好み焼き「ほり川」
先述したとおり「ほぼろ」のモデルになったお店です。アニメではカウンター式のテーブルの背後にいくつかテーブルがあるだけの構造でしたが、実際のお店はカウンター席はなく、アニメには描かれていない奥の部屋とテーブル席があります。また、メニューの中にたまゆらに関連したものがあり、真・ほぼろ焼きまでありました。実は地元の人の会話を聞くまで全然知らなかったのですが、ほり川さんといえばあの近辺では有名な海鮮系お好み焼き屋らしく、それ目当てで平日なのに遠方から来てる人がちらほら。私は海鮮のお好み焼きっていいイメージがないのでパスして定番のぶた玉にしましたが、これがまたうまうまでした。

MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5 / PRESTO(EI200) / P Mode
ほり川さんのお好み焼き |
たまゆら関連メニューもいっぱい |
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SONY Mobile Xperia A SO-04E |
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○旧笠井邸
ぽってたちが「私たち展」をやった場所ですね。実際に南端に向かって撮るとアニメの風景そっくりになります。それくらいあのアニメって竹原の町を忠実に描いてるんですよ。ちなみに中に入ると想像以上に建物が傷んでいてびっくりします。特に1Fは酷くて、床板が元々波打ってるかやられているせいか、畳(多分芯まで本物の畳です)も結構ヤレてて可愛そうなくらい。2Fはそれほど酷くはないもののやはり・・・・・・。ちなみに2Fのうち1室はたまゆら関連の展示場になっていました。

SONY Moblie XPERIA A SO-04E
ぽってのPOPはほぼ等身大と思います。なんで判るかって?昔リアルにぽってと同じ145cm程度の体格の彼女が2人ほどいたからですよ(笑)たぶん2人目の145cmの元カノは首から下のスペックはまんまぽってと同じだと思うなあ(ぉぃ
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SONY Mobile Xperia A SO-04E |
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私たち展で真音が使った舞台、かな?ここの床にキイロスズメバチの死体が転がってて踏んでしまい、生きてる奴を踏んでしまったかとマジであわてたのでした(笑)ちなみにISO200設定では結構露出が辛くて、D-SLRの人がみたら手ぶれしてる気に食わんというレベルには振れてますね。でもね、実用的には4つ切りまでしか伸ばしませんので、これで充分だったりするんですよ。銀塩時代の人たちはその辺までキッチリ割り切っていましたが、いまどきのD-SLRの人は安易にピクセル等倍で見てモノを語るので、正直見ていて失笑モンなところもあります。 |

MINOLTA NewX-700 / COSINA19-35mmF3.5-4.5 / PRESTO(EI200) / P Mode (+1EV)
○旧市街から竹原駅まで
旧笠井邸を後にしたらあいふる316商店街を目指しました。まあ途中で結構写真を撮ってたりしますが、こちらは聖地巡礼とは関係なので割愛。あいふる316ではあまり写欲をそそるモノがなかったり、あったんだけどアガリが思ったようになっていなかったりで、採用カットがありませんでした。ちなみに商店街は完全にももねこ様一色でして、流れている音楽もたまゆら関係ばっかり。いやーほんと街を挙げてたまゆらで町おこししてるなーっていう具合でした。そして竹原駅前に戻ってきましたら・・・・・なんですかこのタクシーはwwww山陽タクシーのプリウス数台がももねこ様仕様になっているとのことでした。配車でこれにあたった運ちゃん、がっかりだろうなあ(苦笑

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帰りは予定より3時間は早く切り上げられたのもあり、また竹原で捕まえられる三原行きの列車だといい乗り継ぎで姫路で新快速を捕まえられることも判りましたので、えっちらおっちら在来線で帰りました。まあアレですよ、新幹線を使おうと思っても三原経由だと在来線と1時間程度しか変わらなかったというのが最大の理由だったりしますが。
巡礼自体はちゃんとMAPを持っていれば、竹原の旧市街+あいふる316だけだと2時間半もあれば終わります。実際、私はほり川さんでの昼ごはんを含めて3時間弱で回っています。ここにほかの聖地を含めたり、細かいところを検証していると時間がかかるんでしょうが、アニメの絵を見ていてぽってたちの移動経路を想定すると、ほぼすべての場所は追いかけられるようなので、機会を作ってぜひもう一度、今度は泊まりで竹原、大崎下島、尾道と回ってみたいと思いました。 |
(C)1998(H10) /2013(H25) Takayuki Kazahaya |
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