01年初秋・飛騨紀行
「こっちに来たら土日なら泊めてあげられるよ」というマンデリンさんの以前からのお言葉に甘え、1泊2日で飛騨旅行に出かけました。といっても例のごとく相棒は砂漠の戦艦スーパーテネレですけどね。うまく親を言いくるめた上でいざ出発、と相成りました。
 
1日目
 まずはルーティングです。うちから湖東方面へ抜ける場合、ごく一般的なコースなら猪名川沿いからR171に抜け、京都からR1経由でR8を目指しますが、二輪の人の多くはR423からR9で京都に抜け、R161バイパスから琵琶湖大橋で守山という手もあります。今回私はR1バイパスに出るのにR1や城北公園を通らず、淀川堤防沿いを鳥飼まで走るというコースを選びました。そしてR1枚方から京田辺、宇治田原、瀬田南郷と抜けます。瀬田で南郷洗堰をわたればさざなみ街道という、琵琶湖をぐるっと囲む道路に出ます。これはR8の抜け道になってます。この道で米原に向かい、米原駅の上を渡る青い橋を渡るとR8に合流し、そこから300mほどでR21に分岐します。ここまで琵琶湖博物館前での休憩を含め、およそ3時間弱です。

 関ヶ原区間入り口のローソンで休憩しつつ、本日昼にお世話になる天野さんに連絡を入れます。関インターに12時半という約束です。R21から地図を見つつ移動するのですが、関インターと言われて私は名神高速の「一宮・関インター」へと向かってしまったんです。約束のインターは東海北陸道。ああ、なんてバカだったんだろう

 結局無事に天野さんと連絡は取れ、各務原ICにて落ち合うことが出来、天野さん宅にしばらくお邪魔することとなりました。天野さんの先導で関市内へ向かっているとなにやら前方に線路が見えたのですが、これがエラい敷設の方法がされていまして、専用軌道なのだか併用起動なのだかよく分かりません(笑)。実は名鉄の路面路線だったんですけどね。天野さん宅は氏が自身の日記でも触れていたとおり、かなりふるーい呉服屋さんです。でっかい家でかなりビックリです。昼は近所の鰻屋でご馳走になったのですが、久しぶりに本物の鰻を食ったという感じで非常においしかったです。

 マンデリンさんの仕事が終わる時間に合わせて天野さん宅を辞することにしました。関〜下呂間のルートは天野さんに教えてもらいましたが、これが超快適路でスーパーテネレだと100(単位不詳)巡航が一番気持ちいい感じなんです。、リッターマシンなら130巡航(謎単位)がおいしそうな感じ。この快適さはR41で車列にひっかかるまで続きました。途中R41では並走する高山本線の特急をブチ抜いたりして遊んだのは内緒です(笑
#ちなみに県道から国道へ合流する辺りはネズミ捕りの有名ポイントだそうですw

 飛騨到着時、下呂と上呂の間に落石覆いがあるんですが、どうやらその中かどっかでマンデリンさんとすれ違ったようです。随道内で遅い車をブチ抜いた後で豪快にぶっ飛ばしてたときのようでした。で、緑の館という喫茶店の隣に止めたところ、すぐ背後からマンデリンさんが登場し、荷物を氏の家に起き、タカヒロさんを拾ってメシ&風呂に出かけました。またしてもマンデリンさんのごっつぁんで、本ツーリングタダ飯2回目です(w)

 風呂は「美樹の里」というところに連れて行ってもらいました。下呂温泉よりも圧倒的に泉質がいいということで、実際ほんとにいいお湯でした。そこで話してたんですが、飛騨の人が名古屋に出ると、空の広さが3倍くらいに感じるそうです。逆に私なんぞは、あちらの空のきれいさにビックリしたモンですが、これが生まれ育った環境って奴なんですかねえ……。

 その後マンデリンさんちのLANカードを借りて回線を借り、2時ごろまでネットを楽しんで就寝しました。
#ひよの関連でチャットにてタカヒロさを弄り倒したのは内緒(笑>ごめんよ〜〜、調子に乗りすぎて
2日目
 今日はマンデリンさんちは稲刈りということで8時ごろに起床でした。近所の喫茶店にて朝食を頂き、そのまま可児へと向かうことにしました。9時半頃まで喫茶店でのんびりした後にエンジンスタート、南へと向かいます。そして特急スーパーテネレの勢いはとどまることを知らず、道の駅七宗というところについた時点でサブメーターを見ると、平均速度が77km/hなんてダメな数値を指しており、本日会う予定のまっさんも「え??もう七宗にいるの??」的な反応でした。あかんなあ……、もちっと自制せんと。

 まっさんは11時半頃まで用事があるということで、美濃加茂市内をすこしフラフラすることにしました。なんか去年1回走ったきりにしてはよく道を覚えてるようで、ふらふらした後でもちゃんとまっさんの家に向かうことが出来ました。
まっさんは当日仕事中だったにもかかわらず、昼ご飯を食べに多治見市内まで連れて行ってくれました。行った先はうどん屋さんですが、だしは関東風のつくりですが味はさっぱりしており、また麺のこしが讃岐風でかなりGOODでした。一番手前に写ってるのが、ここまで載せてもらったまっ氏の白レガです。

食事後はまた可児に戻り、スーパーテネレで今回は関から岐阜経由でR21へと向かいます。美濃加茂〜各務原間はすごく混むということが、前回の聖地巡礼でよーーく分かったからです。
再び関に向かった理由はもうひとつあり、名鉄の写真を撮るという目的があったからです。こういう単線の小鉄道風というのが私は凄く好きで、以前から写真を撮ってみたかったんです。で、この写真なんですが、線路の左側に写ってるのは国道248号線です。こうしてみると時々ありがちな半併用軌道に見えるのですが……
とまあごらんのとおりこの線路、道路のど真ん中に敷かれてるんです、それも柵もなんもなしで。架線中のそばには車が路駐し放題でした。こんなのが&R248R156沿いに岐阜市内まで続きます。

R21に入ったらあとは関ヶ原からさざなみ街道、宇治川ライン、R1と抜けるまでなんですが、途中夕立が降りそうな気配だったこともあり、栗東から名神に乗って尼崎ICまで戻りました。
(C)1998/2001 Takayuki Kazahaya